こんにちは、保育園に通う1男1女のワーママ heaco です。
新内閣発足ですね。
新内閣で進めようとしていることのひとつに
「女性の社会進出」
があるとか。
未就学児のワーママの立場として、当事者であり、すごく注目してしまうところです。
過去記事でも書いたこと。
ワーママがワーママとして働くとことの真の辛さ
女性が社会に進出するためには、「育児中の女性の雇用」というのが1番に浮かぶのですが、
雇用が増えれば良いってもんじゃないよね。
正しくは、
育児といかに両立しながら社会に進出できるか
ですよね。
雇用だけ増えたって、
未だに家事・育児のほとんどを母親である女性が担っている状況では、家事・育児に仕事をプラスされて、体力・精神共にボロボロになって、
結局「仕事を辞める」という選択肢を取らざるを得ないのであれば、真の意味で「女性の社会進出」にはならないよね。
女性が育児と両立しながら社会に進出するためには、
「女性の雇用」プラス
「母親以外の大人がいかに育児に参加できる環境をつくるか」
に限るよなと。
これができないのに、さらに出生率を上げたいとか、無理ですよ。
2人育児をしてみて思ったのは、
2人育児は単純に1人育児の2倍ではない!
ということ。
2人育児を始める前は、単純に「1人育児の2倍かな」と浅はかな考えを持っておりました。
実際に2人育児をしてみると、2倍どころではないなと。
これが3人、4人となるとそれ以上。
育児をしていく環境をもっと変えないと、
女性の社会進出もなければ、出生率も上がらないわ。
女性の社会進出や、育児に対しての考えや保証が手厚く進んでいる北欧の政策から学べることは多い。
北欧では、「イクメン」は当たり前。
だから男性が育休を取るのも普通のこと。
家族との時間を重視するため、残業などはほぼせず定時上がり。
ここだけ見ると、すごく恵まれているけれども、やはりデメリット部分も多いらしい。
定時(17:00とか)で仕事を切り上げるということは、夜遅くまで開いているお店がほぼないとか。
だから娯楽施設は乏しいらしい。
そうなると、必然的に家で過ごすようにはなるけれど。
子どもがいる家庭にとっては、子どもの健全な生活リズムを作るためには、
夜遅くの外出というのは必要ないので、夜に娯楽施設が開いていないという点においては、特に不自由でもない気がするけれど、
夜遅くまで遊びたい大人にとってはつまらないよなと。
仕事帰りに飲んで帰るという考えがない国にとっては不便でもないかもしれないいけれど、
仕事帰りに楽しんで帰る人が多い日本人にとっては、ツライところ。
そして、国の手厚い保障があるということは、
税金がそれなりに高い
ということ。
消費税で見ると、日本は世界的に見ても低いんですよね。
北欧地域では20%越えだったりとか。
それでも、国民の満足度が高いのは、それだけ手厚い保障が得られているということ
と、
個人的には、その国独自の考え方
にもよるかと。
国によって文化が違えば、考え方も全然違う。
だから、北欧の育児政策をそのまま日本に取り込めば上手くいくかといったらそうではない。
でも、上手くいく政策はどんどん取り入れれば、
「女性の社会進出」に加え、出生率も上がるだろうし、子どもへの虐待の減少にもつながるのでは
と
素人ながらに考えております。
まずは、父親による家事・育児参加の比重をもっと増やしたい。
男性の育休取得がもっと上がれば、父親が育児をしている間に母親は仕事をすることができる。
夫婦共働き世帯が増えるということは、保育施設の増加も必須。
ということは、保育士の確保も必須。
保育士さんって大変な仕事。
コロナ渦で、休むことができない医療従事者には保障があるのに、同じく休むことができない保育士は保障の対象外となり、やる気をなくして辞めた
という元保育士さんの主張。
保育士さんがいてくれるからこそ、仕事に出られるんです。
保育士さんがいなければ、それこそ社会進出できない。
保育士さんって、何気に休憩時間がないんだよね。
唯一の休憩時間は、子どものお昼寝時間かなと思うけれど、
子どものちょっとした異変にも気づける体制にいないといけないため、本当の意味で休憩にはなっていない。
そんな保育士さんたちへもっともっと手厚い保障は必要。
「女性の社会進出」というわりに、新内閣メンバーに女性の起用があまりない
というコメントを聞きましたが、
「起用」すればいいってもんじゃない。
大事なのは、「育児・家庭の両立ができる環境」に目を向けることだよなぁ
という、
ほんと、いちワーママの思いでした。