子どものおもちゃの貸し借りのこと

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こんにちは、保育園に通う1男1女のワーママ heaco です。

児童ふれあいセンターの屋内遊び場(保育室)でのできごと。

コロナが落ち着きつつあるなか、、
屋内施設利用が検温や密を避けながら利用できるようになったため、
久しぶりに遊びに行きました。



車が好きな息子。

しばらく他のおもちゃで遊んだ後、レゴの車を見つけて遊ぼうとしました。

息子よりも1,2歳ほど上の女の子のまわりに散らばる何台かの車。
その一つを息子が取ると、
「やめてよ」
と、小さな声だったけどイラっとした口調で拒否された息子。

車は散らばっていたのではなく、女の子の中で世界ができていて、その世界の中の定位置に置かれていた車。
だから、息子が取ったことで、世界が壊されそうになったために出た言葉。

なんとなく使ってはいけないと察知した息子。

「今、お友達が遊んでるから、後にしよう」と息子に言った私。

すごく車で遊びたかったわけでもなかったのか、機嫌を損ねることなく、別のおもちゃへ移った息子。

少し時間が経ったものの、女の子は先ほどと変わらない様子で何台もの車で遊んでいました。

時間が少し経ったこともあり、再びスッと1台の車を手に取った息子。

先ほどと同じように、「やめてよ」と言われる息子。
先ほどと同じように間に入る私。
先ほどと同じように別のおもちゃで遊ぶ息子。

こういうとき、どういう対応をすべきか悩む・・・。

こういうときによくあるパターンは、

女の子の親が近くにいれば、
「1台かしてあげて」
と間に入ってきてもらえるパターン

私が保育園の先生で、保育園の中での出来事だったりすると、
「〇〇ちゃん、1台かして」
と、間に入るのですが、

よその母親がそういう感じで間に入ってくることが、
女の子とその子の親にどういう気持ちにさせるかを考えてしまうと、
そこまでできなかった・・・

息子自身がどう思ったかはわからないですが、
すぐに別のおもちゃで遊び始めたので、
そこに至ることもなかったのですが。

それでも、2回拒否されたあと、
解体すると病院ごっこができる大きめの救急車を見つけて、喜んで遊び始めたのですが、
救急車のおもちゃでも満足はしていたと思うけど、
やっぱりなにかしら車で遊びたかったのではと思う。

救急車の後は、車ではなく、コマ付きのわんちゃんのおもちゃで遊んだりと、

何かと、車っぽいものを自分で探して遊んだという感じ。

なんだか、そんな光景を見ると、もう少し上手に間に入ってあげたら良かったのかなと反省

しかし、この女の子の母親らしき人はどこにいるんだろうと思っていたら、

すぐ近くにおった!!

しかも、スマホを見ながら!!

スマホを見ているからといって一概に「ながら」とは言えないし、
見てること全部が悪いわけでもないし、
女の子とのやりとりの声が小さかったのもあるから、気づいていない可能性もあるし、

でも、

スマホを見ずに、子どもの様子をちゃんと見ていたら、さっきのやり取りの2回のうちの1回には気づいたんじゃないのか?

と思う反面、

スマホ見てなくても、100%子どもの様子を見れないこともあるし、
子どもの間には入らず、子ども自身に対応してもらうっていう方針のご家庭もあるから、

「ここは親があるあるパターンのように間に入るべきでしょ!!」

というのも違うよなと。

そして、

女の子が作り上げた世界で、集中して遊んでいたところに、
息子が無言でいきなり女の子の世界に土足で踏み入れたようなもんだから、
女の子がイヤな気持ちになるのもよくわかる

〈 療育施設でも指摘されたこと 〉

お友達が遊んでいるおもちゃを横から何も言わずに取ろうとしたため、「かして」の声掛けを促したけれども、他のおもちゃに移った

とのこと。

今後は、声掛けをしてからおもちゃで遊ぶように指導していく

ということも療育ファイルに書いてありました。

息子には、
おもちゃ等の貸し借りのときに「かして」の声掛けをするように指導していく必要性がある。

声掛けをしたうえで、拒否されたときに大人がどう間に入って対応するか。

こういうときの大人の即座に取るべき対応は難しいよなぁ。

救急車のおもちゃで遊んでいると、少し離れたところで別のお友達が、
「救急車のおもちゃで遊びたい」
と母親に言っているのが聞こえました。

ふれあいセンターの職員と育児の話をしていたその子のお母さん。
職員さんがその子に「自分で言ってきてごらん」と。

勇気を出して、こちらに言ってきたそのお友達。

「だ~め~よ~」
という娘。

すかさず、
「そんなこと言わないで、かしてあげて」
と間に入り、おもちゃの一部を渡した私。

「だめよ」という、娘に対して、この対応が良いかそうでないかに、また細かく悩みますが、

娘はそれに対して特に不快にならなかったため、その場はそれでおしまい。
娘は、息子が救急車で遊んでいたから一緒に遊び始めたという程度のためか、すぐに別のおもちゃへ。

その直後、救急車のおもちゃで遊ぶのをやめた息子。

そこで再び間に入る私。

「このおもちゃ、あそこにいるお友達に「どうぞ」してきて」
と息子に言うと、
ちゃんとその子のところに行って「どうぞ」ができた息子。

息子に「いやだ」って言われたらどう対応をしようか不安でしたが、
ちゃんと「どうぞ」ができて一安心。

お友達のお母さんは、その様子をちゃんと見守っていたため、その子に「ありがとう」を促し、一緒に「ありがとう」を言ってきました。



子どもの様子をきちんと見守っていたお母さん と、
スマホ見ていた「ながら様子見」だったお母さん。

「ながら」でなくても、子どもの様子を100%見ることができないこともあるけれど、

いろんな教育方針があるから、
子ども同士のやりとりで間に親が入ってほしいと思うのは私のエゴかもしれないけれど、

やっぱり、

言葉にしろ、対応にしろ、相手の気持ちを推し量ることが未熟な未就学児のやり取りでは、子どものそばについているなら、「ながら」ではなく、きちんと見守って間にできるだけ入って、子どもの気持ちなりを代弁してほしかったなと思った出来事でした。

理想のやり取りというのはあるものの、それが決して正解でもない。

でも、理想形が好ましいよなぁと思う。

いろいろ難しい。



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