叱られているのに笑う子どもの心理を知る

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。

子ども自身の成長と、
季節の変わり目や運動会の練習が増える園生活の変化によるのか、
急に、年中息子が以前と違う行動を見せるようになりました。
〈過去記事〉子どもの急な変化は季節の変わり目が関係しているかもしれない

行動の変化のひとつに、

叱られているときにニコニコ笑う

ことが増えました。

少し前から、
ここ最近は特に、
叱られているときに、
絵に描いたようなニコちゃんマークの笑顔になる息子。

叱られているときに笑う子どもの心理状態ってどういうものか調べると、
とても意外で切なく、
叱られているときに笑う子どもほど、
叱り方には気を付けなければいけないということを知りました。

子どもが叱られているときに笑う理由はいろいろあるようですが、

1.自己防衛のため
2.恥ずかしさを隠すため
3.叱っている親を笑わせるため

のようです。

1.自己防衛
叱られていることで心はとてもショックを受けており、
笑うことでそのショックを軽減させているのだとか。

2.恥ずかしい
叱られること、叱られていることを誰かに見られていることが恥ずかしいため、
恥ずかしさを紛らわすために笑うようです。
これは、照れ笑いにも近いとか。

3.怒っている相手を笑わせようとする
自分が笑うことで、怒っている人を笑わせようとしている
ようです。

ショック、恥ずかしいという感情の処理を
「笑う」ことで処理している子ども。

よーく考えると、
大人でも似たようなことありません?

例えば、

「上司にめちゃくちゃ叱られたわ~、アハハ」
みたいな。

叱られるとはちがうけれど、
「好きな人に振られちゃった、アハハ」
みたいな。

叱られている恥ずかしさを紛らわすために「笑う」というのも、
これに当てはまるというか。

最後の、
自分が笑うことで怒っている人を笑わせようという発想は、
子ども独特というか、健気というか。

大人よりも経験値が低く、
処理方法の引き出しも少ない子ども。
自分が持っている数少ない方法の中から選び出す処理方法は、
不器用なものばかりなのですが、
どれも健気というか。

叱られているときに笑う子どもほど、
心は繊細で、やさしい子が多いようで、

そんな子どもたちへの叱り方はやはり、

できるだけ2人きりになって
冷静に叱る

ということ。

決して感情的にダラダラと怒ってはいけない。
短時間でスパッと注意すること。

そして、

「叱る」を減らして、たくさん褒めること。

叱られているときに笑う子どもの心理を知って気づいたこと。

息子の場合、
1番と3番、特に3番が当てはまるような気がします。

叱られているときに笑ようになったのはここ最近のことですが、
私が怒らないようにするために気を紛らわせようとしていたことは以前からありました。

娘を叱っているときに、
言葉にはしないけれど、
「怒らないで」「笑うんだよ」
と言わんばかりに「おかあさん、おかあさん」と呼ぶ息子(3歳ごろ)。

自身が成長し、
「怒らないで」「笑ってほしい」というアピールの方法を他にも編み出した結果が、
「自分が笑う」ということになったのかもしれない。

そして、
ここ最近、急に息子が叱られているときに笑うようになったのは、

私の息子への対応の変化

が原因かもしれない。

数週間前に、
療育施設、保育園、就学先の小学校と面談をし、
息子の今後の方針を考えていました。

面談を終えた辺りくらいから、
「日々の生活ルーティンや身の回りのことをもっときちんとさせたほうがいいかもしれない」
と、ちょっと焦った私は、
以前よりもいろんな面で事細かに息子にあれこれ言い始めたんですよね。

すごく厳しくなったわけではないのですが、
息子にはいろいろ大変で、
微妙な変化をしっかり感じ取っていたんでしょうね。

息子の急な変化は、
季節の変わり目や、
運動会の練習が増えた園生活の変化ではなくて、

私の息子に対する対応の変化

が1番の原因かもしれない。

叱られているときに笑う子どもの心理を知っていろいろ気づきました。

マイペースでふわっとして飄々(ひょうひょう)としている息子。
一見、そんな感じ。

確かに、
言葉に表現できないやさしさを息子からはすごく感じていました。

フッとしたときの何気ない行動にすごくやさしさを感じるというか。

私が悩み落ち込んでいるときに、
そっと手を握ってくるような息子です。

本当にやさしくて、
私が思っていた以上に繊細な心の持ち主なんですよね。

感情的にならないように気を付けていたけれど、
冷静さはあまりなかったかもしれない、ここ最近。

息子を育てることでいろいろ学ぶ私。

自分の方が育てられている気がする。

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