こんにちは、保育園に通う1男1女のワーママ heaco です。
とある朝のできごと。
7:00を目安に起床する(してもらう)子どもたち。
7:50を目安に保育園に出発したいため、起床から約1時間以内で朝ごはん、着替えを済ませていきます。
寝起きが良くないとき、まだ眠いときは、
大人だろうが子どもだろうが、家でゆっくりまったりしたいのです。
4歳息子もそんな気分だったんでしょう。
お着替えをお願いするも、
「お着替えしない!」
とパジャマを脱ぎたがらない。
お家でまったりしたいのであろう息子の気持ちはよーくよーくわかります。
しかし、出勤時間がせまっているのもあり、焦る気持ちを抑えてお着替えをお願いします。
私は娘の着替えをさせていたので、
旦那が息子の着替えを試みるものの、着替えを阻止すべく少し暴れてみる息子。
暴れた際に足が旦那に当たったようで、
旦那としては叱るべき場面と思ったのか、怒ったような声色で
「あ!なんで、そんなことしたの!?」
と。
「お着替えしない・・・」
「保育園行かない・・・」
と言いながら、こらえるように泣きそうになる息子。
息子は、
子どもなりに「わぁ~ん!!」と大泣きをすることはあるけれど、
ギリギリまで我慢するように、こらえるようにシクシク泣きます。
この泣き方をしたときは、本人の中で辛くなったとき。
というか、息子の泣き方がそういうふうに見えるだけかもしれないけれど。
本当は、お家で自由にまったり過ごしたい。
早い時間に保育園に行くのは、すべて自分たちの仕事の都合。
子どもたちは、そんな大人の事情に付き合ってくれて、毎日元気にがんばって通ってくれている。
まだ言葉が発達途中の息子。
言いたいことはある。
だけど、言いたいこと全部を上手く伝えられない。
それを息子なりに伝えたことが、
「お着替えしない」「保育園行かない」
という言葉と、
暴れることでお着替えを拒否すること。
だから、息子の気持ちを代弁したんです。
「お家でゆっくりしたいよね」
「毎日、がんばって土曜日まで保育園に行ってるもんね」
「がんばってるもんね」
「ありがとね」
背中をさすって落ち着かせる。
大泣きする前に落ち着いた様子の息子。
「チョコ食べる(食べたい)」
と言うので、
「お着替えできたら、食べようか」
と応え、
チョコを持たせて、意外にもスムーズにお着替え完了。
約束通り、お着替え後にチョコを食べる。
スムーズに車に乗り、保育園へ。
ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けている息子。
発達支援の本をいろいろ読んでいます。
この本に書いていた癇癪のこと。
発達障害の子どもが伸びる
ほめ方・しかり方・言葉かけ
「癇癪」がどういうことかということではなく、
この本文にでてきた「癇癪」の表現のこと。
かんしゃく(パニック)
この本ではこのように書かれています。
辞書などで意味を調べると、「癇癪」とは、
ちょっとしたことにも感情が抑えきれなくて激しく怒ること
と書かれています。
そういう意味では、息子は癇癪を起こしたことがありません。
もちろん、前述した通り、子どもなりの大きな声で泣くことはたまにあります。
しかし、この本を読んでいて気づいたこと。
「かんしゃく(パニック)」
お家でまったりしたいのにさせてもらえないうえに、暴れて叱られそうになる。
言葉の発達がゆっくりな息子にとって、こちらからの言葉かけの意味がわからないことも多々あると思う。
旦那の
「なんで、そんなことしたの」
という言葉。
言葉をメインに発達がゆっくりな息子からすると、
「そんなこと」
という曖昧な表現は、何を言っているのか理解ができないこと。
自分の思い通りにさせてもらえないうえに、
なぜ叱られそうになっているのかわからない。
息子なりの「かんしゃく(パニック)」を起こしたのかもしれない。
「かんしゃく」とは辞書に出てくる意味の「かんしゃく」とは限らない。
子どもにそれぞれ個性があるように、「かんしゃく」の出方もそれぞれなのかもしれない。
「かんしゃく(パニック)」の1番の対処法。
本人の気持ちを共感すること。
息子の気持ちが爆発する前に、息子の気持ちを代弁してやることで、息子が気持ちを落ち着かせるのにほとんど時間を要さなかった。
普段の自分のがんばりを認めてほしかった、2人目育休復帰後の1年。
褒めて伸ばす重要性をよく理解できた育休復帰。
息子に限らず、言葉の発達が完ぺきではない子どもに対して、パニックを起こしたときは特に、子どもの目線になって、気持ちを代弁して理解することで、気持ちはすごく落ち着いてくる。
とは言え、
毎回自分の気持ちを落ち着かせて育児対応をできません。
この日の朝も、本当はスムーズに準備が進まず時間が気になってイライラしかけていました。
イライラスイッチが入りかけるけど、スイッチを完全に押さずに、
この日の朝のような対応をすると、子どもだけでなく、自分のイライラも自然に消えていくんですよね。
だけど、
イライラスイッチが入りかけて、完全にスイッチが押されてしまうと、
決して上手くいくはずがなく、無意味だとはわかっていても、
自分のイライラが止まらなくなり、
なるべく抑えるものの、大きな声で怒ったように対応してしまうことも多々あります。
「育児とは育自(育自分)」とはよく言ったもんです。
まだまだ育自が必要です・・・。