まわりの大人たちの見守りも重要

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。

前回記事の「トトロ」で思い出した、
自身の幼少期に取った行動のはなし。

育児真っただ中、
随分と独特な視点から「トトロ」を見るようになりました。
すごく親目線です(笑)

物語終盤、
「おばあちゃんの野菜を食べれば元気になる」
という会話と、
いつもしっかり者のサツキがお母さんの体調を案じて大泣きする姿を見て、
メイはおばあちゃんのとうもろこしを持って、
お母さんの入院する病院へ一人向かう途中迷子になります。

おばあちゃんの言ったこと、
ただならぬサツキの雰囲気を察して、
自身も不安の中、冷静に、そして純粋に、
とうもろこしでお母さんを助けようとするメイの健気な姿に、
一親である私は泣けるわけです。

子どもの頃にはわからなかったこの一連の流れ。

メイが迷子になりながらも持ってきた とうもろこし は、
1番の治療法です。

前置き長くなりましたが、

このメイの取った行動ですが、
私自身、似たような行動をとって親をめちゃくちゃ心配させたことがあります。

年齢はメイと同じだったと思います。

3歳上の姉がいます。
当時、私たち姉妹はピアノ教室に通っていました。
姉は上のクラスで、レッスン時間は違いました。

姉がレッスンをしている間に、
私と母は、2~3㎞先の服屋併設のスーパーに行っていました。

服選びに悩み、レッスンのお迎え時間を気にする母。
服を見ながら
「あ~、お迎えの時間に間に合わない・・・、どうしよう・・・」
を繰り返し呟いていました。

服屋さんは子どもの私にとってとてもつまらなくて、
フロア内を一人ウロウロしていました。
母のそんなつぶやきを聞いて私が思いついたこと。

「私が代わりに姉のお迎えに行こう!」

1人でスーパーを出て行き、
2~3㎞のピアノ教室に歩いて行きました

何度も車で通っていたので、
土地勘はありました。
ピアノ教室とスーパーのルートだって完璧。
レッスンが終わる少し前にピアノ教室に難なく到着。

教室に着くと、
先生がビックリした様子で、
「お母さんは!?一人!?」と。
「お母さんが来るまで教室に入って一緒に待っとこう!」
と言われ、教室内で待つことに。

レッスン終了時間頃に母が教室にやってきました。
「ここにいたの!?」
「なんで?」と聞かれ、
「お母さんの代わりにお迎えに来た」と答えた私。

当時、自分の想像以上に驚いた大人たちが不思議でなりませんでしたが、
大人になって、
親になって、
その本当の意味を理解したというか。

大人になって当時のことを母から聞いたのですが、

私がいないことに気づいた母は、
店内を探しまくり、
店員さんにも「女の子を見なかったか」を聞きまくったそうです。
外に出てしまったのか、事故にあっていないか、誘拐されたか、
血の気が引いたそうです。

当時、携帯はなく、
仕事に行ていた父に連絡をして、
警察に連絡をすべきか、
何からやるべきか混乱したそうです。
とにかく私を探すことに必死で、
でも、姉の迎えに行かないと、姉までどこかに行ったしまうと思った母は、
姉を迎えに行ってから父に連絡をしようと思ったそうです。

そして、姉を迎えに行くと隣に私が座っており、
一気に力が抜けたそうです。

あのときは本当に生きた心地がしなかったそうです。

当時は、
「姉をひとりで迎えに行く」ということに、
自分自身誇らしく思っており、
迎えに行く道中は、
まさしくトトロのオープニングテーマのようなポジティブなものでした。

スーパーからピアノ教室の道中は今も変わらない風景で、
車通りが多い上に、
歩行者スペースが狭い道で、
そこを未就学児が一人で歩く光景は心配だらけです。

保育園で交通ルールを学んでいたこともあり、
信号の見方は理解できていたし、
横断歩道は手を挙げて渡ったように思います。

当時の自分としては、
「それくらい一人でできるよ!!」
と、大人の気分でもありました。

なので、
大人が思うほど子どもはしっかりしているんだろうな
とも思いますが、
注意力はやはり大人に比べて欠ける部分は多く、
事故、事件のリスクは大人に比べて高いです。

この日、母は何事もなかったことに感謝し、
自分が服選びに夢中になり、目を離してしまったことをとても反省したそうです。

当時の話を聞いて疑問に思ったこと。

母は店員さんに、女の子を見かけなかったかを聞きまくったそうですが、
誰一人「見ていない」と。

今でも覚えていますが、
まあまあ広い店内の客数は多いものではなく、
むしろ少ないほう。
子ども連れなんて、おそらく我が家だけ。
なので、店内にいる子どもと言えば私くらい。

その状況で誰も私を見かけていない。

もしかしたら、
「一人で迎えに行ったことを褒めてもらいたいがために、
気づかれないように外に出た」
というのもあったかもしれないので、
隠れながら外に出たような気もするので、
それもあって誰も私を見かけなかったのかなとも思いますが、

周りの大人の目も注意力が欠けていたことがコワイと思いました。

今では店内放送で
「独り歩きをされているお子様にご注意ください」
というのがよく流れます。

一緒にいる大人が子どもの保護をするのは当然なのですが、
まわりの大人もしっかり注意する必要があって、
特に店員さんはそうですよね。

子どもは大人が思うよりも「自分でできる」と思っています。
当時の私はそうでした。
実際にできるのだろうけれど、
そうは言っても、
事故、事件のリスクは高いです。

だから、
危険を回避できるように、
まわりの大人たちの見守りは重要ですね。

と同時に、
幼少期からの交通ルール教育もとても重要

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