電話対応する5歳児

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。

少し前に、伯母が携帯ではなく、家に電話をかけてきました。
そのとき、すぐそばにいた息子が電話を取ったようです。

我が家には家電がまだあります。

携帯電話が1人に1台というのが当たり前の時代になり、
家に電話がかかってくることは滅多になく、
かかってくるのは、
父系の親戚か(母系の親戚は母の携帯にかけるようになった)、
セールスかです。

伯母は父の携帯番号はもちろん知っているのですが、
主に、家の電話にかけてきます。
おそらくそれは、
家電であれば、
在宅しているということがわかることと、
我が家の誰かと話せるかもしれないという挨拶みたいなものもあるのだろうと思っています。

だいたい21時頃にかけてくる伯母。

ワンコールほどで切れた電話。
数分後にまたかかってくるので、
母が電話を取ると伯母でした。

「さっきのは、娘ちゃんかな?
かわいらしい声だったわぁ~」

と。

何を話したかはわかりませんが、
子どもが電話に出たのは間違いない様子。

それを全く知らない私。

後で聞いたのですが、

家電のすぐ横にデスクトップがあり、
パソコンでYoutubeを見ていたのか、パソコン打ちをしていたのかわかりませんが、
パソコンで遊んでいた息子。

すぐ横には夫と娘がいました。

そのときの様子を夫に聞くと、

電話がなり、
ワンコールで電話を取ったらしい息子。

そのとき、
「はい、もしもし、〇〇(苗字)です。」
らしきことを言ったそうです。

FAX だと勘違いした夫は息子に、
電話をすぐ切るように言い、
電話をすぐ切ったようです。

その様子を聞いて感心しました。

電話の出方なんて一切おしえていなかったけど、
きちんと電話対応したんだと。

自分も、5歳くらいのときに初めて家の電話に出たときのことを覚えています。

姉のピアノ教室の迎えに行った母。
1人で家で留守番をしていた私。
( ↑ 今では考えられない 汗)
夕方のアニメを見ていたときに家の電話が鳴りました。

今ってどうなんでしょう。
防犯上、1人で留守番をしているとき、
チャイムが鳴っても絶対に出てはいけない とか、
家電があるご家庭はずいぶんと少なくなっているとは思いますが、
家電にも出なくていい とか、
そんなふうにおしえられているんじゃないんでしょうか。

当時、特にそういったことはおしえられておらず、
(今考えると、それもコワイ・・・)
電話が鳴った瞬間、
ドキッとして、
出るか出まいか迷いました。

一瞬グルグルと考えて、
緊急連絡かもしれないと判断し、
思い切って出ることに。

「はい、もしもし、〇〇です」

出ると、電話の向こうは父でした。

家電が主流の時代でしたが、
電話の出方なんて一切おしえてもらっていませんでした。

すべて、大人のマネ です。

1人で、
「はい、はい、あ~はいはい。
そうですね~。」
とか言ってる姿がおもしろいんでしょうね。

大人の電話モノマネをしながら電話ごっこをします。

子どもは真似事からおぼえていくといいます。

日々、1番近い存在である親の姿を見て覚えるのです。
子は親の鏡 とはよく言ったもんです。

大人が子どもの見本であり、
対応の仕方には気を付けなければと改めて身が引き締まります。

きちんと電話に出た息子に感心したように、
当時、電話の様子を父から聞いた母は私に感心し、
「ちゃんと電話に出られるんだね、すごいね」
と褒められたのも覚えています。

私としては、親が電話に出ている姿を真似ただけで、
褒められる意味がよくわからなかったのですが、
褒められたことは嬉しくて、
電話に出るのがこわくなくなり、自信が付きました。

しかし、
当時を思い返してみて思うのですが、
電話の相手が父だから良かったものの、
防犯面を考えるといただけないのかなと思ったり。

息子の場合、
相手が伯母だったということと、
電話ではわからないけれど、
すぐ隣に大人がいたから良かったのだけれど・・・。

しかししかし、
防犯面を気にしすぎて制限ばかりすると、
子どものチャンスを奪う気もする。
かと言って、犯罪につながるスキも作りたくない。
難しいです。

ごっこ遊びで身に付けられるのも大事ですが、
ごっこ遊びではない実体験のチャンスがいかにあるかというのが大事だと思う。

この塩梅は難しいです。

しかししかししかし、
あまり物怖じしないタイプの息子、
電話にきちんと出られるということがわかった一件でした。

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