会社経営者にこそ知ってほしい育児と仕事の両立のこと

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。

先日放送のNHK育児番組すくすく子育てのテーマがとても興味ありでした。
「パパの育休取得」です。

育休と言えば、「母親が取得するもの」というイメージがありますが、
それは母親だけの権利ではなく、
父親も取得する権利はある制度です。

日本の父親による育休取得率は1割以下という現状が、
「男なのに育休とるの?」
「母親がとるんだから、父親がとる意味ある?」
と言った認識を持つ人が多数であることを物語っているような気がします。

実際、私も新社会人時代はそっち側の人でした。

大まかな育休制度内容については知っていましたが、
取得期間や育休中の給与、社会保険面など、
具体的な内容までは知りませんでした。

社会人2年目くらいの頃、
別店舗の上司(父親)が育休中であるという話を聞いたことがあります。
それを聞いた瞬間、
「え?男の人もとれるの?」
と思いました。

しかし冷静に考えると、
「子どもを育てる親に違いはないよなぁ」
「そうか、だから男だから女だから関係なく取得できる制度なんだ」
と、上司の育休取得をきっかけに初めて知りました。

育休制度の具体的な内容については、
当事者にならなければ知る機会はないように思いますが、
「父親母親関係なく取得できる」という内容については、
以前に比べメディアに度々取り上げられるようになり、
その認知度というのは上がってきているように思います。

しかしまだまだ「父親の育休取得」については、
社会の認識では、
「家事育児の夫婦折半」という認識が薄いためか、
取得しづらい雰囲気が漂う感じ。

番組内では、
育休取得中のお父さん、育休取得経験のお父さんがリモート出演。

「育休取得をしてみて気づいたこと、変わったことは何ですか?」
という質問に答えてくれたお父さんたちの回答はとても興味深く、

もっと社会に、
会社の上層部、経営者に、
同僚に、
伝えたい、知ってもらいたい、広めたい内容でした。

1番はこの回答。

なるべく早く仕事を終わらせて、
早く帰って育児をしようという気持ちはあったけれど、
育休取得をして、育児にしっかり向き合うことで、
育児の大変さがよくわかり、
取得後は、
「残業しないように」ではなく、
「残業はできない」という気持ちに変わった
だから、
いかに残業をしないようにするために、
効率良く仕事をこなすかを考えると、
朝からプレッシャーがあります

はい、これ今の私です!

ワーママさんは、
急に帰っちゃうから
定時でさっさと帰っちゃう
その分を他の社員が補填しないといけない

などなど、
残念ですが、ワーママさんはお荷物社員的発言をよく聞きます。
できないなら退職すればいいのにとか、
そういう0か100かみたいな話でもないと思います。

急に帰らないといけない
残業できない
他社員になるべく負担をかけないようにいかに自分の仕事を終わらせるか、
朝一から闘っている

これは当事者にしかわからないし、
実際に、このお父さんも当事者になってみてわかったこと。

番組内でも言ってましたが、
確かに、誰かが仕事の補填をしないといけない状況は出てくるのです。
でもそれは育児に限ったことではなく、
インフルエンザにかかったとか、
体調不良のときなどもそうなんです。

だから「お互い様」なんですよ。

1年前に転職をした私。

ワーママさんが多かった前職場は「お互い様」意識が高かったです。
対して今の職場はワーママゼロで、かつてワーママとして働いていた人もごくわずかだと思います。
だからこそ、
ワーママの大変さ切実さは、前職場に比べて低いです。

しかし、これは語弊で、
今の職場でも、ワーママに対する理解は大いにあるのです。
前職場に比べて低いというだけのはなし。

だけれどやっぱり、
一緒に働く若い女の子の冗談発言の中には、
それは冗談でも当事者に言ってはならないような言動があり、
ムッとすることが度々あります。

自分だって将来今の私と同じような立場になるかもしれないんだから、
そこは冗談を飛ばすのではなく、
マジメに気遣って欲しいなと。

またそれを本人に言えないチキンな私・・・(汗)

他、育休取得をしたお父さんによる興味深い回答はあるのですが、
長くなるので次回に・・・。

育児当事者からすると、
とてもすばらしいテーマを取り上げてくれたなと思いますが、
とても残念なことは、
育児番組で取り上げることはもちろんなのですが、
こういった育児番組はやはり当事者くらいしか見ないもので、

この育児の大変さと切実さはよくわかっている当事者ではなく、
社会全般、
会社を経営するトップや上層部、
一緒に働く同僚、先輩、後輩、
これから同じ立場になるかもしれない社員たち、

いわゆる、
当事者、経験者以外の人たちに広めたいんだよね。

ということは、
経済番組とか、
経営者としての研修、講演会、
新人研修などで、
広めてほしいと思います。

育児と仕事を両立するのが当たり前になりつつある今には、
これが必要だと思います。

仕事はチームでこなすもの。
チームでやるということは「お互い様」意識を高めること。
その意識を高めるためには、こういった実情を理解すること。
理解あってこそ、会社はなりたち、部下はついてくるもの。

もっともっと、
これを広めたい。

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