我慢の練習をする男の子と子どもの我慢に付き合うお母さん

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のケーキ屋に転職したワーママ heaco です。

子どもに我慢をさせることはけっこう大変で、
だけれど、我慢の練習をしないと本人のためにはならないし、
きっと有難みの感覚も薄い。

だから、我慢をするべき場面に遭遇したときは、
根気強く、子どもの我慢の練習に付き合うわけです。

〈過去記事〉自分のワガママと闘う年少さんのはなし

とある親子の風景。

数日前に、1週間後に控える5歳のバースデーケーキの予約をしにやってきた親子。
元気な男の子は、
ショーケースに並ぶケーキや見本として飾っているケーキの写真を見てワクワクしている様子。

自分の希望のケーキをお母さんに伝え、
希望通りのケーキを予約。
帰る際に、
「今日、ケーキが食べたい!」
という男の子。

1週間後に大きなバースデーケーキを食べるため、
「今日は違うでしょ、お誕生日に食べるんだよ」
と言うお母さん。
それでも、「今日(も)食べたい」と駄々をこねる男の子。
それに対し、いろいろな言い方で説明をして、
「今日は買わない」を徹するお母さん。

まあまあ大きな声でブーブー言いながら、
半分泣きながらお店を後にした親子。

バースデーケーキを店頭に予約しに来た際、
3~4割程度のお客さんが、
「ついでに」カットケーキを買って帰ります。

以前の私ならば、
先ほどの親子同様に、
「お誕生日にケーキを食べるから、今日は食べないよ」
を徹する派。

私の中の「ケーキ」といえば、
「お誕生日」か「手土産」のイメージで、
特別感あるもので、
普段の何でもない日の「おやつ」に食べるイメージは全くありません。
子どもにもそんな特別感のある存在でいてほしいと思っています。

しかしケーキ屋で働き始めてからは、
当然ですが、
ケーキは仕事材料であり、仕事として日常になりました。
販売できない売れ残ったケーキを昼ご飯のデザートにいただいたり、
数がたくさんあるときは、家族に持って帰ることもたまに。

また、
他のケーキ屋のケーキが気になって、
勉強がてらに手土産ケーキを買ってみたり、
普段のおやつで食べるために買ってみたりと、
以前に比べて、
我が家のケーキ率は高くなりました。

なので、今の私ならば、
子どもと一緒にケーキ屋に来店した際は、
バースデーの予約のついでに「おやつ」として買ってしまうかも。

とは言え、
なるべくケーキ率は低くしたいし、
目の前にニンジンをぶら下げるようなこともしたくないので、
店頭予約は子どもを連れずに1人でコッソリしますが。

別に、
バースデー予約のときにケーキを別で買おうが買わまいが、
どちらでも良いのですが、

あれだけ駄々をこねた男の子に、
「今日は買わない」を徹したお母さんに、
「育児がんばってるなぁ」と同志として純粋に感じたのです。

きっと帰りの車の中でも相当ブーブー駄々をこね、
その機嫌をなおす過程に疲れたと思います。
個々にもよると思いますが、
長いときは1時間かかるときだってあります。
何かの拍子に気がまぎれることはありますが、
何で気分がまぎれ、いつ機嫌がまぎれるかなんてわかりません。

だけど、それに付き合う。

あっさり、
子どもの分だけでもワンカット買ってしまえばサクッと解決しますが、
それが本当に解決策なのか。

おかあさん、お疲れ様です。

男の子よ、
誕生日は数日後だ。
それまで楽しみに待っていた分、当日はすごく良い1日になると思うよ。
素敵な1日になるよう祈ってるよ。

ちなみに、

バースデー予約をした男の子の名前(漢字はわからないけど)と年齢が、
我が家の息子と全く同じだった(驚)

そして、
日は違うけれど、
誕生日が近い!(驚驚)

息子のバースデーケーキはどんなのにしようかなぁ。

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