褒め育児がときどき苦しくなる

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こんにちは、年中さんと年長さんの1男1女のワーママ heaco です。

ついこの間、
息子が、家族みんなで食べたいと言ったキャラクターインスタント食品をワイワイしながらの食卓。
食後、
ハロウィンパーティーと称して、
家族みんなでおやつを食べたいと言った娘の提案により、
食後のおやつを家族みんなでワイワイしながら食べました。

それはそれはもう贅沢で幸せな時間であり、

今まで経験したものとはまた違う幸せを子どもからおしえてもらい、
子どもの力ってすごいなぁと思いました。

そんな次の日の食卓。

どう対応すべきか難しいなぁと悩みながらの食卓でした(汗)

カレーがあまり好きではない娘。

それは知っているのだけれど、
食べられない、嫌いというレベルではないし、
野菜もしっかり摂れる黄金レシピなので、
我が家はよく作ります。

がんばってカレーを食べる娘の何気ない一言により、
なぜカレーが好きではないかをやっと理解した私。
〈過去記事〉何気ない一言でやっと理解したこと

娘はハヤシライスのほうが好きだとのこと。

娘の要望に応えたハヤシライスを作り、
食卓へ。
家庭で初めて食卓に並ぶハヤシライス。

「おいしい」と言って食べる娘。
対して、「食べたくない」と言う息子。

息子曰く、
ハヤシライスは好きじゃない
カレーが良いそうです・・・。

いやぁ・・・、
本当に好みが割れるなぁ・・・。

同じ親から産まれ、
同じ家で育っている。

当然なのかもしれないけれど、
おもしろいくらいに趣味嗜好はバラバラ。
(合うところも、もちろんあるけれど)

娘のとき同様に、
好きじゃないからと言って、
要望通りのものを出してしまうのもなんだかなぁと思いつつも、
数日前に作ったカレーの残りもあるので、

ここはすんなり要望を受けるよりも、
「カレーもあるから食べて良いけど、
残しても良いからハヤシライスも食べて」
という条件にてカレーを出すことに。

しかし、気分がこう乗らないのか、
「イヤだイヤだ」の一点張りだったり、
「食べる食べない」のどっちにするのかよくわからない状況。

たまたま、子どもの好き嫌いを克服する方法というテーマの番組が放送中で、
テレビの中でも子どもがイヤイヤと言い、
テレビの前でも我が家もイヤイヤと言っている変なコラボレーション。

私と息子のやり取りを見ながら、
「テレビのお友達も食べたくないって言っているね」と話す娘。

こんなとき、息子にはどう対応をしたらいいのかとても悩み考えます。
息子を目の前に、
息子への声掛けの仕方を頭フル回転で悩みます。

テレビでは、
「食べなさい!」「食べないとダメ!」
などと言った声掛けは良くなく、
子ども自身で食べたくなるように興味を持って行く工夫をするのが良い
と言っています。

テレビでは創意工夫がされ、大成功し、
食後、親子で平和に楽しく過ごす様子は流れておりました。

対する我が家です。

「食べなさい」というより、
「食べてほしい」というお願いをし続け、
それでも、
「お腹空いていないから今日は食べない」と息子が言うので、
最終的には、
「わかった、じゃあもう食べなくていいよ」
と、ため息まじりに落胆したような声色で突き放すような感じになった私。

私と娘は食事が済んでいたので、
そう言いながら黙々と皿洗いをする私。

私のそんな様子に、
自分のワガママに気づき、マズイと思ったのか、
突き放されるのはイヤなのか、
急に食べると言い出した息子。

それでも、
「いやもういい、食べなくてもいいよ・・・」
と落胆して言うと、
「食べる食べる」と泣きそうになりながら、
「見て」とご飯を口に入れたのを見せてくる息子。

本当に突き放しているわけではないし、
息子のそういう健気な姿に切なくなり、
罪悪感でいっぱいでこっちが泣きそうになってくるのです。

きっと育児番組からすると、
望ましい方法を私は取っていないんでしょう。

我が家も結局ごはんを食べ、
なんだかんだでニコニコしながら食べてくれたのですが、
番組内とは全く違う雰囲気で、
息子の本心はわかりませんが、
私は罪悪感がいっぱいで、
どう対応するのが良かったのか悩み続けるのです。

でもなんだろうなぁ。

叱らない褒め育児を推す現代の育児方法。

決して叱ってはいけないと言っているのではないのだけれど、
悪いことと危ないこと以外で叱ることがタブーなようにも聞こえてしまい、
褒め育児の方法が参考にはなるものの、
毎回上手くいかないのも当然なのですが、
上手く持って行けれない自分に罪悪感を持ってしまい、
褒め育児法を見ていると、知っていると、逆に苦しくなってくることがあります。

でもとある人が言っていました。

叱られて子どもはそれ相応に傷つくのです。
でもそのあとに、しっかりその傷を治す塗り薬をぬってやること(フォローすること)が大事なのだと。

どうしても悪い雰囲気になってしまうことはあるのです。

晩ごはんを食べる息子の向かい側に座って、
きちんと食べられたことを褒めました。

しかし、
その日の食卓は、前の日と打って変わっての雰囲気で、
たった1日でこんなにも雰囲気は変わるもんで、
子どもって大変だなぁと。

そして、

ここ2年ほどはないけれど、
3年前とか、「食べる食べない」の押し問答をよくやり、
そのときは本当に大変であり、
その頃に比べれば、対応はだいぶ上手になった私だなあと、
数年前を懐かしく思い出した、
そんな食卓。

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