こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。
前回のつづき。
保育園児を育てる現役の一母親として、
子どもたちの姿を見て感じた、
早期に英語教育を取り入れるメリットデメリットについて。
今回はデメリットについて。
ここで言うデメリットは、
「我が家の場合」
というのがとても色濃いので、
一例として知っていただければと思います。
我が家の年中息子。
言葉の発達がゆっくりで療育が必要との診断を受け、
昨春より療育を開始しております。
療育での1年間の成長は大きく、
年中さん進学手前にひらがな等々、
一気に習得し、
その流れか英語習得もし始めています。
そんな息子が0歳児の頃(8~9ヵ月くらい)に、
英語に親しんでもらおうという思いで、
英語教材ではなく、
ディズニーの英語語りCDを聞かせたり、
ディズニー映画をあえて英語で見せたりしていました。
そのため、
英語語りCDで出てくるアラジンのジャファーのセリフを1番に覚えました。
It’s mine.
英語を習得していると思った私は、
保育園の送迎の車内でほぼ毎日ディズニーCDをかけていました。
そんな中、
娘の妊娠による長期入院中の1歳半検診(祖父に行ってもらった)で、
言葉の発達が経過観察となりました。
発達には個人差があるので一概に言えませんが、
言葉の発達が遅れる原因の1つとして、
早期の英語教育
というのがあるそうです。
母国語と英語の2種類を習得することの難しさです。
以前、何かの番組でハーフタレントさんが言っていたこと。
(ハーフタレントさんが誰だったか全く覚えていないですが)
家では日本語と英語が飛び交い、
両親の会話は英語だったり日本語だったり、
両親と自分との会話も英語だったり日本語だったり。
両親が互いの母国語で自分に話しかけてくる日常。
本人にとっては、
親が何を言っているのか理解が難しく、
言葉の習得に苦労したとのこと。
おそらく、そのタレントさんが物心をつく前から家庭内はそんな感じで、
その環境が当たり前だったと思います。
にも関わらず、
バイリンガル習得には苦労したということ。
すべて自然に覚えられるというわけではないことを知って驚きました。
個性はいろいろで、
得意不得意はあります。
たぶん、たぶんですが、
そのタレントさんは、
言語処理が苦手なこともあり、
バイリンガル習得に苦労したと感じたのかもしれない。
そんなことを以前に番組で見聞きしていたこともあり、
早期の英語教育の取り組みは、
場合によっては、母国語の習得に影響を与えるかもしれない
ということで、
息子の言葉の遅れは、早期の英語教育の取り組みによるものかもしれない
と思っていました。
息子の頭の中ではきっと?がいっぱいなのだろうなと。
しかし、そこで英語を完全にやめたわけでもないんですよね。
英語時間はグッと減ったものの、
相変わらず保育園の送迎時には英語CDをかけたりしていました。
そんなことを続ける中、
年少進級前に、
夫が息子の反応が気になること(名前を呼んでも応じない)を園の先生に相談したのをきっかけに、
保健センターと面談、
発達専門クリニックでの診断、
診断結果により療育開始、
という流れになり、
完全に英語は一旦お休みという感じになりました。
早期に英語教育を取り入れることのデメリットは、
言葉の遅れが出るかもしれないということもそうですが、
私が特に言いたいのは、
言葉の発達において、
発達による言葉の遅れと早期英語教育による言葉の遅れは別物であり、
早期に英語教育を取り入れることにより、
発達による言葉の遅れがあることに気づかされにくい場合が出てくる
ということ。
発達による言葉の遅れがみられる場合、
おそらく他にも発達による特徴がみられることがあるわけですが、
第一子ということもあり、
子どもの発達について詳しく知識がなかった私は、
早期の英語教育による遅れだと思い込んでいたため、
息子に発達の遅れがあることに気づきにくかったんですよね。
メリットの多い早期教育ですが、
デメリットな部分もあります。
0歳からの英語レッスンなんていうのも、
お子さんの成長発達具合、興味関心の度合いで、
続けるか即やめるかの判断をするべく、
一緒にレッスンに行ったり、教材を楽しんでもらえればなと思います。
言葉を発しないということはあまりなかったのですが、
喃語が多かった息子。
未だに喃語が出ることはあり、
やはり、言葉を引き出そうとする会話は好きではなく、
ひとりで遊ぶのが好きで、
お友達とコミュニケーションを取りながらの遊びは少なかったり、
同級生に比べると、言葉等々幼い部分はあるのかもしれませんが、
会話力は上がり、
娘と2人でやり取りしながらの遊びが増え、
会話が必要であろう〇〇屋さんごっこみたいな遊びも増え、
言葉の発達はグンと伸びました。
これは、
英語をやめたというよりは、療育の成果だと思いますが、
英語をやめて日本語に集中したことにもよると思います。
年齢的なことと息子の特性というのもあるのか、
文字に興味を示し、ひらがな、アルファベットの習得をし、
今では楽しく しまじろうと英語を勉強する息子です。
何にしてもメリットとデメリットはあります。
子どもにとってプラスになっているかどうかは、
結局のところやってみないとわからないし、
お子さんの個性によっても全然違うのです。
やってみて違和感を感じれば即やめればいいだけのこと。
何でも挑戦です。