保育園の先生の子どもの成長の捉え方

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こんにちは、1男1女を育てるワーママ heaco です。

言葉の発達がゆっくりで全体的に幼い傾向の4歳手前の息子。
発達専門の検査を受けた結果、精神年齢は1歳半ほどの遅れがあり、IQ指数は軽度の知的障害の範囲にあることがわかりました。

また、家族や園の先生から見ての本人の特徴から、自閉スペクトラム症の診断も受けました。

前回記事 発達の専門検査を受けて

〈 息子の特徴 〉

・場所見知りがややある
→ 初めての場所やいつもと違う場所を嫌がる(泣く)

・モノを横で見る(特に横に長いものなど)
→ 自分の顔をスライドしながら見ます

・扇風機や水車のようなまわるものが好き
→ 水車なんかは30分は見ている

・オウム返しがややある
→ 言われたことが理解できていない

・指先が不器用
→ 箸やスプーンの3点持ちができない(握り箸)
  ふりかけなどの封が切れない
  ハサミが使えない(3歳半頃)

などなど。

モノを横目で見ること、オウム返し以外はあまり気にしたことがなかったです。

モノを横目で見ることに関して、
テレビのエンドロールなどが画面から消えていくのを(特に横に)、テレビ画面ギリギリに顔を近づけて見ることも気になりました。
どちらもやる回数は自然に減っていきましたが、今でもたまーにやります。

特に、扇風機などのまわるものに興味を持ったのは、たまたまそれが好きになったという感じでしかなかったです。

個人差のあることだけれど、指先が不器用で、言葉同様に発達上気になる点。

1歳半違いの娘(妹)はふりかけの封を自分で切ることができます。
2人の切り方をよく見ると、指先の使い方(摘まみ方)が違うことに気づきました。
他においても、指摘されて気づいたことだけれど、指先の使い方がやや幼いかもしれない。

こういう特徴があるからといって一概には判断できないけど、家庭生活や園生活での様子から、自閉スペクトラム症の診断がされたようです。

自閉スペクトラム症で見られる特徴で当てはまらないものもあって、
我が家の場合、

興味のありなしはあれど、強いこだわり はなく、
興味がないからといって、どこかに行ったり、一人だけ違うことをすることもなく、
困るほどの癇癪もありません。

スペクトラム(連続体)

どこから というハッキリとした境界線がなくどの特徴をとっても個性
年齢や性別によっても特徴は様々。
だからハッキリとした診断手難しい。

我が家の場合は、言葉だけのコミュニケーションが難しいことと、状況判断が苦手という面から療育の必要性が出てきました。

私が最近になって感じたこと。

新クラスになって、担任の先生と個人面談(子ども抜き)をしましたが、家庭生活と園生活でかなりギャップがあることを知りました。

それと同時に、先生の子どもの見方が違うことにも気づきました。

前のクラスのときは、マイペースゆえの集団生活や生活面での幼さ(箸や挟みがうまく使えない)などの指摘をけっこう受けていました。

できていることもあるけれど、個別指導が必要だったりと、先生としては集団をみるという意味では少々やりにくい部分があった様子。

そんな経緯があり、専門クリニックでの受診、療育を勧められ今に至ります。

時期的に年度の変わり目でもあったため、専門クリニックの受診結果や療育については新クラスの先生に引き継がれることになり、新担任の先生と具体的な家での様子、園生活の様子を話しました。



新担任の先生から聞くと、
月齢の幼い子に比べると、言葉でのコミュニケーションは幼いと感じるけれど、
こんなことができてるし、あんなこともできている
と、できていることをたくさんおしえてくれました。

息子自体の月齢が成長していることもありますが、できるようになったことを先生はたくさんおしえてくれました。

新クラスの先生に私ができていないことを言うと、
「できていないというよりは、息子なりの感じ方、捉え方だと思っている」
と話してくれました。
単純にできていないということではなく、息子なりの捉え方だとポジティブに考える先生。
そのポジティブな捉え方に、そういう見方があるんだと少し目からウロコでした。

発達に関して専門的な知識はないけれど、息子がどう感じ思っているのか知りたくて、時々発達のことに関して調べているという新担任の先生。

これから療育をしていくにあたって、そんなポジティブシンキングな担任の先生が心強いなと思いました。

前は、困った様子でできていないことたくさん指摘されていたので、正直良い気分はしなかったですが、
私は園での集団生活を見ているわけではないし、
息子も親の前と先生の前では違うだろうし、
そのやりとりがなければ、クリニックの受診もしていなかったかもしれないと思うし、息子の現状をきちんと把握することができなかったと思います。

前担任の先生の できないことに焦点を当てた意見と、現担任の先生の できていることに焦点を当てた意見 の両方は必要であって、この流れで今に至ったのは良かったなと感じています。

先生にも個性があって、いろんな見方があって捉え方も様々だけれど、どれも事実であって、家以外での子どもの成長・様子を知ることは、できていることもできていないことも両方大事なこと。

褒めて伸ばす
できていることに着目する

大事だけど、一見ネガティブな印象のできていないことを冷静に把握することも大事。

良いこともそうでないこともバランスよく冷静に把握することが大事だなと感じました。



療育施設も空きがないところが多く、数か月待ちのところもあるということを聞いていたので、クリニックで結果を受けた帰りに、保健センターや福祉事務所に寄り、その日のうちに良さそうな療育施設を見つけ、見学の予約をサクサクと進めました。

今なら空きがあるということで、思ったよりも早く療育をスタートできそうです。

初めての場所に慣れるのに大変かもしれないけど、息子にとって良い場所になるといいなと思います。





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