アナログ遊びをたくさんすることが発達を促す

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こんにちは、年中さんと年長さんの1男1女のワーママ heaco です。

言葉の発達の遅れを指摘されたのをきっかけに療育を始めた年長息子のことがきっかけで、
「子どもの発達」について、いろんな本を読んで勉強を始めた私です。

本題に入る前に、前回記事の補足を。

横山浩之さんという小児科医の先生の著書を読んでいます。

発達障害は脳の機能障害と考えられており、
専門のクリニック等で知能検査などの医学的な検査をすることで診断をいただくもので、
素人にはなかなか難しいのですが、
医学的な面から発達障害を知ることで、
その理解はより深まります

横山浩之さんの著書は医学的な面から発達障害を知ることができます。

私だけかもしれませんが、
医学的方面から子どもの発達を理解するからなのか、
この方の著書を読んでいると、
なんというか、気分が落ち込んでくるのが正直なところ。

成長発達が完成してしまう大人になってから訓練を始めても難しいと言われる所以がよくわかり、
成長発達途中の子どもの時期だからこそ、
そしてその年齢が幼ければ幼いほど脳の発達は著しいので、
その成長の著しい時期にいかに訓練するかで、
その子の将来が変わってくるということがよくわかるのです。

0~3歳の3年間が特に脳の成長は著しく、
3~5歳、5~10歳と徐々に成長は緩やかになります。
そして18歳で完成してくるようです。

療育を始めるのが早ければ早いほど効果的と言われる所以です。

とは言え、
個人差はあるので、
発達の診断は3歳以降でなければ、医師でも判断が難しいのが現状です。

しかし、療育と言われる内容の教育は、
どの子にも通ずるものがあり、
定型発達の子にもとても良いということ。

なので、
診断のアリナシに関わらず、
こういうことを知っておくことはとっても大事であり、
知っている知らないで大きく違うのではないかなと思います。

年長さんになった息子を前に、
まだまだこれから大事な時期は残っているのですが、
0~3歳、3~5歳という爆発的な成長時期が終了していることに焦り、
残りの成長時期に何をしてやれるかなど、
改めて、この子の将来を背負っている責任感をすごく感じ、
焦りと不安で妙に気分が落ち込んでくるのです・・・。

気分が落ち込むので、
一旦、この方の本を読むのを休憩しようかとも思ったのですが、

この大事な時期を無駄にはできない

そんな思いで、気分が落ち込みながらも読むことを学ぶのを休憩しない私です。

私のいけないところは、
1人でこれを読んでいるということでしょうか。

家族、施設の先生、園や学校の先生と共有すべきことなんですね。

これについても思うところがあるのですが、
それはたまた別件で。

前置きがとーっても長くなりましたが本題へ。

横山浩之さんの著書を読んで発見した意外な点を紹介します。

学校の先生に講演したときの内容を本にした↓の本の中の事例の話です。

ひらがなの読み書きがあまりできなという小学1年生の事例。
単語の読み書き等の訓練を行い、十分にできるようになったということで、
小学2年生で訓練をやめたようです。
しかし、小学4年生で不登校になってしまったとのこと。

実は、
知能検査の結果、文字の読み書きができない原因が他にもあり、
空間認知というところが特に指数が低く、
文字の読み書き訓練をしたので、読み書きはできるようになったものの、
空間認知能力が低かったために、困難さを感じ不登校になってしまったとのこと。

それでこの子の空間認知能力を上げるためにしたことが
パズル
なんですね。

小学5年生時点で4歳児レベルのパズルができなかったようですが、
パズル好きなお友達とパズルで遊びながら訓練することで200ピースまでできるようになり、
その子の中で困難さが解消されていったのか、
元気になり、学校に通えるようになったのだとか。

詳しい内容は著書を読んでもらいたいと思うのですが、
私がビックリしたのは、
文字の読み書きでパズルをすることで養う空間認知という能力の存在です。

文字の読み書き訓練だけで解消しない場合は他にも原因があり、
知能検査の結果がいかに大事かということ。

そして、
パズルなどのアナログ遊びがいかに大事かということ。

アナログ遊びの重要性については、この著書では特に触れられていないのですが、
これは私が本を読んでいて思ったこと。
※ちなみにこの著書では、
診断結果の重要性と、先生と医師が連携して学校教育を行うことの重要性が書かれています

一見、文字の読み書きに関係がないように思えるパズル遊び。
実は、文字の読み書き能力に関係しており、
空間認知という能力が低い子にとってはとても重要な遊びなのだなと。

発達障害の特徴は凸凹の差が大きいこと。
凸凹の差が大きいと困難を抱えがち。
凸凹の差を少しでもフラットにすることで、困難さは減ります。

凸凹の差を少しでもフラットにする手助けになるのが、
アナログ遊びをジャンジャンすること
と、個人的に感じました。

こちらの本でもアナログ遊びの重要性は書かれていました。

パズルは我が家でもときどきやっています。

ハマって毎日やっていたことがあります。

これがスイスイできるようになってからはコレ↓

一度完成させると、2回目からはスイスイやってのける子どもたち。
我が家の子どもたち、空間認知能力はあるようです。

今はこれをやっているのですが、これはかなり難しい・・・。
まだ完成しません・・・。

背景は特に難しいです。
キャラクターのところはできあがっているんですがね・・・。
意外と難しいスヴェン(トナカイ)。
スヴェンだけまだ完成していません・・・。

子どもたちが好きなアナログ遊びは、カルタ です。

この前、カルタをやっていて改めて感じたこと。

読み手側になると、文読みの練習になるのはもちろんのこと、
取り手側のほうは、すごく複雑な作業をしているのだなと思いました。

どのカルタをとるべきか、読み手の読みをしっかり聞くこと
取るべきカルタを誰よりも早く取ろうとするために早く探すこと

聞く、探す力、
聞く、探すを同時の行う力と集中力

子どもたちとカルタをして、
我先にカルタを取ろうと熱心になる姿を見て感じたこと。

定型発達であろうと思われる年中娘の気になるところ。

数字が苦手

年相応の数字の概念は理解しているように思うのですが、
数える声と物の指差しのスピードが合わず、きちんと数を数えられていないところがあります。
リズム感なども関係しているのだろうか。
足し算の基礎的なところも苦手そうです。

しかし、会話などはかなり流暢で、国語的理解がとても早く、得意そうです。
ザ 文系タイプなのでしょう。

対して理系派の息子。

数字等が得意なようで、
時計読みや足し算の基礎が整っているところがあります。
実年齢に対して幼い傾向があると言われている息子ですが、
娘との1歳差というのは実際大きいのでしょう。

数字が苦手な娘に遊んでほしいアナログ遊びは、すごろく か。

しかし、先ほどの事例のように、
一見、関係性のない遊びが功をなすかもしれません。

何が良いかはよくわかりませんが、
じゃんじゃん昔ながらのアナログあ遊びをやっていくべきなんだろうなぁと思います。

知育を推すおもちゃも良いけれど、
昔ながらのアナログ遊びをじゃんじゃんすれば良く、
子どものときに、たくさんアナログ遊びをするのがとても重要であることに、
改めて気づくことができた本です。

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