ADHD 同じ診断名でも特性は様々 ~我が家の場合~

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こんにちは、年中さんと年長さんの1男1女のワーママ heaco です。

言葉の発達がゆっくりなことを指摘されたのをきっかけに療育を始めた現在 年長息子。
実年齢に対して会話力や語彙力等は少ないものの、
息子なりにゆっくりだけれど確実に成長しています。

そんな息子の診断名は、
ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、知的障害(軽度~中度)

クリニックの先生と話をしたり、
発達の本を読んで自分なりに勉強したり、
毎日息子の様子を見て思ったこと。

よく聞く診断名がついていますが、
これも皆それぞれ個性が大いにあるということ。

穏やかな人といっても、
いろんなタイプの穏やかさんがいるように、
おもしろい人といっても、
いろんな面白い人がいるように、
〇〇という診断名といっても、
いろんなタイプがあります。

今回そのことがよくわかったのは、ADHD(注意欠如多動症)について。

発達の勉強をしている方なら、うんうんとうなずけると思うのですが、

同じ診断名があるお子さんでも、
タイプが全然違います。

私の、発達の勉強をしっかりする前のADHDの印象は、
・じっとしていられない
・集団の集まりで1人フラフラとどこかへ行ってしまう
そんな印象。

しかし息子、
どこかへ1人で行ってしまうということはなく、
興味がないことでも、
あまり内容は聞かないものの、
その場にはちゃんといるのです。

なので、
ADHDの診断がついたときには、
ちょっとビックリしたというかなんというか。

しかし、
先生と話をして、ちゃんと勉強をして、
ADHDといってもいろんなタイプがあるということを知りました。

我が家の場合、
注意欠如タイプ
です。

多動というのもあるのですが、
確かに、2~3歳頃はスーパーの通路を走るといったことが多く、
スーパーに連れて行けない時期はあったのですが、
今思えば「年齢的にもそんなもん」という感じもしなくもないのです。

しかし、同じくらいの月齢の子で、
お行儀よくお母さんについて一緒にお買い物をする様子を見たりすると、
やはり多少なりとも息子の多動という面もあったのかなぁと思うのです。

そんな感じだった現在6歳の息子。

自分でカートとカゴを用意し、
まわりのお客さんの動きを見ながらカートを押し、
きちんと私についてきます。

もちろん、段階を踏んで今に至る感じです。

なぜきちんとできるようになったか。

前回記事の図書館通いが出来るようになった経緯と同じで、
事前に、
スーパーマーケットがどういう場所か、
正しい利用の仕方がどういうものか、
まずは入店前に説明。
そして、本人に復唱してもらう。

できれば、帰りの車の中で褒めまくる。
できなければ、ダメだったことに対して叱責、注意。

そして経験回数を踏む。
なので、あえて買い物に誘っていた時期があります。

あと、多動の面でいうと、
微細運動が多いこと。
良く知られている微細運動と言えば、
貧乏ゆすり
です。

この微細運動もその子その子によって様々です。

この微細運動は、
どうやら本人の安心を得るため、
リラックスするために起こるものらしく、
息子の場合、
人に迷惑をかける動きではないため、
現段階では、特にやめさせようというのはないです。

しかし、
着席状態のときに貧乏ゆすりみたいなのが多いため、
学校の授業の妨げにもなりかねない部分もあるため、
それは体幹の弱さにも関係しているようにも思うので、
体幹を鍛えることで、
自然消滅できればと考えています。

あくまでも私個人的な考え、思惑ですけどね。

多動に似た性質で、
衝動性
というのもあります。

これもADHDの特徴のひとつで、
詳しいことは書籍等に書いてあります。

息子の場合、
例えば、
授業中に興味対象の物を見つけてしまうと、
そちらに気が行ってしまい、
授業の内容が入ってこない

また、
順番待ちはできるのだけれど、
言葉の引き出しが少ないためか、
「かして」という声掛けの前におもちゃを横取りしてしまったり、
「自分ならこうする」と感じたときに、
お友達の作品やブロック制作などを横から突如として手を加わえ、お友達に怒られる
ということはあるようで、
それらに関しては、療育で訓練中です。

そんな感じでしょうか。

こんな感じで、
ADHDについて知る前と今では、
ADHDへの印象がかなり変わってきました。

今まで持っていた印象通りのADHDもあれば、
今まで持っていた印象とは異なるADHDがあるということ。

私が通っている整体のスタッフさんのお子さん(現在高3)で、
ADHD診断が出ているという方がいまして、
息子を見て、ご自身のお子さんと似たようなところがあるため、
息子の特性にすぐに気づいたとか。

そして、
ご自身のお子さんとはタイプは違うというのもすぐ気づいたとか。

そんな感じで、
同じ診断名でも個性は本当にいろいろ。

ちなみに、
先ほどの衝動性について。

レジなどの順番待ちは以前からしっかりできるのですが、
その他、生活面で「待つ」というのがあまりできなかった息子。

次の場所に行きたいからサッサと1人で走って行ってしまうとか、
そういうことが度々あって、
必死に追いかけたり、
ときには探しまくったり、
ということがありましたが、
最近では、
「1人で行ったらダメ!待ってて!!」
と言えば、
きちんと待てているのです。

おそらくできるようになったのですが、
まだ不安なので、
目は離せないですが、
着実にできるようになってきております。

診断名ひとつとっても個性は様々。

基本的な訓練の方法というのはあるのだろうけれど、
訓練の仕方もその子その子で様々。

息子の特性や他の特性、元々持っている性格や気質に合わせての訓練。

療育の先生がそれをしっかり把握してプログラムを組んでくれるのはとてもありがたいです。

家庭でももちろん意識しています。
息子の特性をよく知っているのは誰よりも私なので。
とは言え、
当然ながら、すべてを知っているわけではないので、難しいこと多々です。

ゆっくりだから、
ついつい焦ってしまうこともありますが、
ゆっくりだけれど、
着実に成長はしているのです。

今日は夫とお出かけをすると聞いていますが、
大丈夫かな、
夫・・・。

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