「がんばれ」って言葉、嫌いじゃない、むしろ元気が出る

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こんにちは、年中さんと年長さんの1男1女のワーママ heaco です。

ちょっと前に、
人生初のピアノの発表会に出場した子どもたち。
子どもたちにはとても良い経験になり、
良い思い出になったと思います。
〈過去記事〉初めてのピアノの発表会

子どもたちに、
「ピアノの発表会、がんばってね」
と声をかけた夫。

直後、
「いやいやいや、楽しんできてねって言った方がいいかな」
と言って、
「ピアノの発表会、楽しんできてね」
と言い直した夫。

そう、何よりも楽しめるのが1番かなと思います。

でもねでもね、
「楽しんできて」
も良いけど、
「がんばれ!」
で良いんじゃないかなと思う私。

「がんばれ!」って言葉、
私は嫌いじゃないです。

むしろ「元気が出る言葉」に感じています。

「がんばる」「がんばれ」という言葉が英語にはない
というのを、高校生の英語の授業で知りました。

英訳するとき、
いろんな表現方法があり、
代表的なのは、Good luck! でしょうか。

数年前に見た何かの番組では、
enjoy! と言う人もいるということを知りました。

日本語の「がんばれ」という言葉、
日本独特の言葉のようで、
海外にはない言葉のため、
そのときの状況に応じて、
「がんばれ」みたいなエールを送る言葉を、
いろんな形で表現しているのだろうと思います。

「がんばれ」という言葉が、相手にプレッシャーとストレスを与える

ということで、
「がんばれ」という言葉を使わなくなってきたように思うし、
夫のように、なるべく言わないようにしたり、
「頑張れ」じゃなくて「顔晴れ」と漢字表記を変えたりする人が増えたなと思います。

「嫌いじゃない、むしろ元気が出る」
と言った私も、
新入社員時代はストレスで仕方がないと感じていた時期がありました。

でも今はさほど嫌いじゃないと感じる。

いろいろ苦労して暗黒時代を乗り切ってきた今だからこそ今はそう思えるのかもしれないし、
自画自賛するほど暗黒時代は凄く頑張りました。

毎日「がんばる」日々で本当に疲れ果て、
「これ以上頑張れないよ・・・」
と思いながらも頑張っていました。

すでに限界を超えるくらいに頑張っていたし、
これ以上、どう頑張ればいいかわからない・・・

だから「がんばれ」と言われると壊れそうだったときがありました。

こうやって文章におこしてみると、
「がんばれ」という言葉は、
相手の精神的状況によっては、使うのがすごく難しい言葉なんだなと感じます。

エールを送る言葉。
だから、今の私のように言われて元気が出ることもあれば、
ボロボロのときだった私には、最後の一撃くらいに負荷を与えてしまうこともある。

でも、英語には「がんばれ」という言葉はないけれど、
「がんばれ」に近い意味はあって、
これも状況によってはストレスの一撃にもなる場合があるよなぁと。
でも、いろんな表現方法があるから「がんばれ」ほど打撃がないのかもしれない。

とある番組で、辛いときにいつもいつも Enjoy! と励まされていたという日本の方のエピソードでは、
「なにがEnjoy!だよ!!」
と感じていたようです。
「楽しめる状況じゃないだろう!!」
「なんでもかんでも楽しめるわけないだろ!!」と。

そう、
楽しめるのが1番ですが、
なんでもかんでも楽しめるわけじゃないんです。

しかし後に、
日本語で言う「がんばれ」という意味だったことを知り、
Enjoy! に込められたその人の深い意味を知り、
自分をいつも応援してくれていたことに気づいたそうです。

なんだか、まとまりがなくなってきましたが、
無理矢理まとめると、

「頑張れ」って言葉は、
相手にエールを送る言葉であり、
相手を応援しているわけで、
相手の味方であるという素敵な言葉なんですよね。

状況によっては破壊力のある言葉なんですが、
言葉の奥底にはそういう意味があると私は思っています。

実際、子どもたちにはいろんなことを頑張ってほしいし、
「がんばれ」としか表現しようがないなと感じるときもあります。

別にストレスを与えたいわけじゃない。
がんばっていることも知っている。
応援している、いつも味方でいる、
それだけは絶対に忘れないでほしい。
そんなところでしょうか。

「がんばれ」と思っているときは「がんばれ」と声をかける。
別に言い変えたりなんかしないし、
違う漢字に当てはめたりもしない。

私は日本人で、日本の文化が沁みついている人間。
日本にしかない言葉をちゃんと使いたいとも思う。

そんなことを夫とちょっと語り合った、
ピアノの発表会の前日の夜でした。

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