こんにちは、海外ドラマが大好き!な、
年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。
前回のつづきで、
海外ドラマ「デスパレートな妻たち」で描かれるリアルな育児の現状と、
そこからいろいろ感じ学べる育児の難しさのはなし。
最終的に5人の子どもの親になるリネットとトム夫妻。
シーズン後半で2人の間に亀裂が入り、トムが家を出て行く形で別居をする2人。
子どもとの時間をそれぞれで過ごすために、
子どもたちはトムのところへ定期的に行き来するわけですが、
元々育児のメインがリネットであるためによるのか、
「あれはダメ」「これはダメ」など、
子どもたちに厳しく接する機会が多くなってしまい、
対してトムは、別居をすることでさらに子どもたちに贅沢をさせるなど、
トムの子どもたちに対する接し方にリネットは子どもたちの将来を案じ、
トムに不満をもらすのですが、
リネットだけが嫌われ役になってしまっていることなどもあり、
トムはリネットの不満に対して見当違いな発言をします。
トムの見当違いな発言により、
見ているこっちにまで熱が入り、
見ていてウズウズする2人のやり取り。
そんな中、
3男パーカー(たしか中学生くらい)が友人宅のパーティーに行きたいと言い出します。
この友人はやんちゃな不良少年であり、
度々行われるパーティーでもやんちゃなことをして、警察沙汰になっているとか。
それを知っていたリネットは、
誘惑や適切な判断が十分ではないパーカーが警察沙汰に巻き込まれることを心配し、
当然のごとくパーティーの参加を認めないわけですが・・・。
そこへトムがやってきます。
パーティー参加をゆるしてもらえないことをトムに告げるパーカー。
友人のパーティーくらい行かせてやれというトムですが、
友人の名前を聞いて、口ごもるトム。
トムも、その友人のことは知っていたわけです。
どうしても行きたいパーカーは許しを得ようと相談します。
「ママ(リネット)が良いって言うなら良いけどね」と言うトム。
そこでピンときたリネット。
「いや、パパ(トム)が良いって言うならパーティーに行っても良いわよ」と。
ここから2人の許可を出す責任の擦り付け合いみたいなやり取りが軽く始まります。
リネットとしてはパーティー参加は完璧NGで、
毎度毎度NGを出すことで、子どもからは不満に思われています。
一方トムは、トムとしてもNGなわけですが、
「ママがダメと言っているから仕方がないだろう」みたいに間接的なNGを出しているだけで、
結局のところ、最終的判断はリネットであり、
NGにしろOKにしろ、
結果何かあったときは、最終判断を出したリネットに責任がかかるようになってしまい、
リネットとしては、
判断に迷う難しいことになるとすべて自分に聞いてくる、
そうすることで、それによる結果の責任が自分だけに重くのしかかり責められる、
同じ親なのに不公平が生まれ、
また、毎度難しい判断のときに上手に逃げるトムにズルさを感じ、
この判断がいかに難しくプレッシャーのかかるものであるかをトムに知ってほしいということ。
子ども自身で考え判断できるようにするために、
なるべく子ども自身でしてほしいところなので、
失敗することで学べることと言うのは大きく、
何でもかんでも親が介入して失敗を回避するのもなんだかなぁとは思うのですが、
個人的には、
いばらの道を進む必要はあるけれど、
いばらの道を進まなければ到達できないのであれば、いばらの道を挑戦すべきで、
いばらの道を進まなくても、いばらでない別のなだらかな道があるのであれば、
あえていばらの道を選択する必要はなく、
いばらの道を少しでもなだらかにできる方法をこちらが知っているのであれば、
要所要所で親が介入することでサポートすれば良いのではと思っているので、
というか、
私の場合、未就学児の幼児だからこそもあるのですが、
リネットのように子どもに逐一何かを言ってしまうかもしれない。
だからこそ、
職場で「過保護」「心配しすぎ」と言われるのかもしれないですが(汗)
許可を出すか出さないかの問答で、
NGを出してほしいリネットに反発するように「OK」を出すトム。
その後どうなったかはドラマを見てほしいところ。
あまり覚えていないですが、シーズン7か8辺り。
けっこうネタバレしてきていますが、
さらっと結果を言うと、
これを機に、
今までいろんな判断をリネット任せにしてきてしまったことを反省するトムです。
ようやっと、育児の真の難しさに気づいたか、トム。
そう、
育児の難しさはここなんですよね。
何でもかんでも親が、
いばらの道を耕してはいけない、
いばらでない道を作ってはいけない、
いばらの道を回避させてはならないんですよね。
いかに、
いばらの道の耕し方をおしえ、子ども自身で耕すか、
いばらでない道を作るか、
いばらにならないようにするか、
いばらの道の回避方法を自分で考えるか、
徐々に親のサポートなしでさせるか。
そして、
一旦1人でできるようになったからと言って、
ずっと1人でやっていかなければならないというわけではないこと、
ときには親の手を借りてもいいこと、
戻ってきても良いこと、
戻る場所があるということというのも、
きちんと伝えたい。
これが難しいのです。
現在、保育園に通う我が家の子どもたちですが、
主な送迎は私と父(祖父)です。
保育園の伝達事項は、
各クラスの掲示板で個々に確認するスタイルで、
よっぽど個人的に伝えたいとき以外、先生はお知らせはしてきません。
お迎えのときにじっくり確認したいところですが、
お迎えの時間に間に合わない私は、翌日の朝に毎日確認しています。
仕事開始時間を気にしてバタバタする朝なので、
ギリギリまで抜けていることや、抜けていることがときどきあります。
かと言って、
掲示板の確認を父にお願いするのは私の中ではちょっと違う気もして、
そこに関しては一切お願いしていません。
ほとんど保育園の送迎をすることがない夫にその確認と管理をさせるのは難しいのですが、
やはり父よりも夫に把握してほしいという気持ちがあり、
できれば夫婦で把握しておきたいよねというのが私の本音。
何かと子どもの予防接種や園・学校行事の把握というのは、
母親メインが大多数。
この把握しておくことって地味に大変ですよね。
うっかりしていたら、自分ではなく子どもが困る。
夫婦のどちらかがメインになって把握することが上手くいく方法ではあるとは思うけれど、
AIじゃないので、うっかりは当然あるわけです。
そのうっかりの責任がなぜか片方だけにくる。
リネットが感じる不公平性には共感するわけです。
出来れば夫婦平等に共有できるのが1番なんですが、
平等に共有というのもなかなか難しいです。
だからこそ、平等とは言わないまでも、
平等に近い状態に共有できればなぁと感じるところ。
まだ、息子を産んだばかりで、
育児を始めて間もない頃に見たエピソードでしたが、
リネットには共感するところが多く、
他エピソードでも考えさせられるところが多くありました。
勉強になるドラマ。