言い方次第で子どもの行動がグッと変わる

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こんにちは、年中さんと年長さんの1男1女のワーママ heaco です。

言葉の発達の遅れを指摘されたのをきっかけに、
診断を受け、療育を開始した息子。

最近の息子の課題。

切り替え

です。

時計読みが出来るようになり始めた頃は、
割と、時計を見て行動するところがあったのですが、
最近は以前ほどではありません。

これも、本人の成長によるものもあるように思うのですが、
何が原因なのか模索中です・・・。

最近の息子のハマり事。

「プラレールでこんな遊び方をしてみた」というYoutube動画視聴。

プラレールが大好きな息子。
お気に入りの動画を見つけたらしく、
それをよく見ます。

この動画を見だすと、
なかなか終われないのがここ最近の1番切り替え下手なところ。

息子自身の切り替え下手もありますが、
Youtubeにも問題があるような気もします。

次々と関連オススメ動画が一覧に挙がってきて、
見たくなって、
見すぎていることは自覚しつつも、
なかなか終わりにできないのは切り替え下手さんに限ったことではないかなと。

今のところ、特にこれと言った診断等はなく、
年齢相応発達をしているであろう年中娘も同じです。

「今見ている動画を最後にする」
と言いながら、終わりにできず、
「今見ている動画が終わるまで」
と言いながら、
途中で巻き戻し視聴して、一向に終わる気配がなかったり・・・。

最終的には私の雷が落ちて終了なんてこともあるのですが、
できれば私だって雷を落としたくなくて、
なるべく「どこで終わりにするか」という提案型で終了に持って行くようにします。

他、こんな声掛けをします。

サンタクロースを使った声掛け。

今年のクリスマスプレゼントがすでに決まっている子どもたち。
おそらく、別の物にブレることはないと思います。

息子は、新たなプラレール車両とパーツ。
娘は、アナ雪ドールハウスとエルサグッズ。

などなど。

以前は、

「ちゃんとしないと、サンタさん持ってきてくれないよ!
だから、ちゃんとしよう!」

みたいな声かけでした。

もらえないのは困ると動くことはありましたが、
いわゆる懲罰的声掛けはやはりあまり宜しくないようで、
あまり言いすぎると、
「ヤダー!」と声を荒げ、
(もらえないのはイヤだ!でも、ちゃんとするのもイヤだ!)
みたいな雰囲気になります。

こうなると、親子とも雰囲気悪くなり、
子ども自身も自らきちんとしようという意欲がなくなり、
親も声を荒げる事態に・・・。

なので、

言い方を変えてみました。

「息子ちゃんのできてることをサンタさんに言わないといけないから、
ちゃんとしよう!」

みたいな。

ご褒美的声掛けです。

同じことを言っているのですが、
言い方を変えるだけで、雰囲気はグッと変わります。

子ども自身も、
「あ、そうだそうだ、ちゃんとしないと来てもらえないかもしれない」
と思うのか、
以前の声掛けよりもスムーズにいくことが多く、
雰囲気も悪くなりません。

ちなみに、

おかあさんは、ときどきサンタさんと電話をしていて、
プレゼントが何かを話したり、
きちんとやっているかどうかの報告をしている

と子どもに伝えています。

なので、
「サンタさんにちゃんとできてることを言わないといけないや!」
とか、
「サンタさんに、2人はちゃんとやってるから、プレゼント間違えないようにしっかり言っておかないと!!」
とか呟くと、より効果的というか。

そこからちょっと子どもに振ります。

「息子ちゃん、娘ちゃんは何がほしかったんだっけ?
おかあさん、サンタさんに間違えずに言わないといけないから、
ちゃんとおしえて!」
「もし、サンタさんが間違えて〇〇を持ってきたらどうする?」
なんて会話を広げると、
ちょっとずつ、終わりにできないことから離していくこともできます。

懲罰的声掛けは、
どことなく「できない子」「悪い子」主張をしているように聞こえ、
否定的になりがちなんでしょうね。
サンタさんが来ないのもイヤ!
ちゃんとするのもイヤ!
できていないことを指摘されるのもイヤ!

全部がイヤになる。

だから、子どもも「ヤダー!」と声を荒げるのだろうなぁ。

これが自己肯定感を下げるのだろうなぁと。

逆に、
ご褒美的声かけは「出来る子」主張に聞こえ、
自己肯定感を自然とあげるんでしょうね。

ちゃんとすればサンタさんが来てくれる!
ちゃんとできていることもあることを理解してくれている!
自分自身でもできていることを自覚する!

だからこそ、
子ども自身で思い出したかのように次の行動に移れる。

始めこそ、
サンタさんにプレゼントを持ってきてもらうためというのが強いのですが、
徐々に、
それもあるけれど、
自分はできる子、親にも知ってほしいというふうに意識がシフトされていくように思います。

今はそんな感じ。

できていることを見てほしい、知ってほしい感じがあります。

褒め育児ってきっとこういうことなんだろうなぁ。

〈前回記事〉褒め育児がときどき苦しくなる

これも気持ちにある程度の余裕がないとできないというかなんというか。

褒め育児の難しいところって、実はそこなのかもしれない。

ご褒美的声掛けにも少しコツがあって、

「〇〇ができたら(したら)、△△をあげる(してもいい)」
というよりも、
「〇〇ができる(する)★★ちゃんはすごいから、こんな良いことがあるかもしれない」
みたいな言い方が良いような気がします。

ただご褒美がゲットできるというような言い方よりも、
その子の頑張っている姿を褒めるような言い方というかなんというか。

始めはご褒美が目的だったのが、
後々、自分の良い行動を知ってほしい方へ目的がシフトするように感じました。
最終的には、自分自身のできていることへの自覚が芽生えるというか。

我が家はそんな感じです。

それに気づいた私は、
声掛けの仕方を変えたのです。

それにまだ気づいていない夫は、
懲罰的声掛けをしてしまいます。

「そんな子はサンタさんが来ないよ」と。

先日も、
着替えしないまま、自分のやりたいことをやる息子にそんな声掛けをしました。

息子の特性によるのか、
まわりよりも発達がゆっくりなため、
指摘されることが普段から多いのか、
出来ていないことなどを指摘されるのがやはりイヤな息子。
(いやこれ、誰だってそうです!!)

夫に「サンタさんが来ない」と言われ、
「ヤダー!何も言わないで!」
夫を叩きました。

ちなみに、息子は普段はほとんど手が出ない子です。

そんな息子が叩くのは、
やはり相当イヤなのだと思います。

すかさず間に入りました。

「いやいやいや、息子ちゃんはちゃんと出来るから、
サンタさんがちゃーんと来てくれるよ!!」

すると、スーッと服を着替えだしたのです。

ビックリするくらいに、
スーッと服を着替え始めました。

なので続けて、
「ほらね?やーっぱり息子ちゃんはできるんだよ!
さすが、サンタさん絶対に来るね!
いや、来ないとダメだよ!」

その後、何事もなかったかのように保育園に登園。

できていないことをできるようにするため、
まちがっていることを正すために、
指摘することは大事なのですが、
息子のように発達が実年齢に対してゆっくりなときは、
やはりまわりに比べて指摘されることなどが多いのです。

きっと、息子自身、
なんか自分はまわりよりも指摘が多いなぁと感じているのかもしれないです。

もちろん、
褒めてもらうことも多いし、
発達がゆっくりとは言え、
まわりよりも優れている部分もあるのですが、

どうしてもデメリットなことや悪いことというのは、
メリットや良いことよりも印象が強いため、
10の褒めよりも、1の指摘のほうがどうしても色濃いというか。

1の指摘を埋めるためには、
10以上の褒めが必要なような気がします。

きっとそんな割合で褒めてもらっていることなどほとんどないと思うのです。
これは息子に限ったことではなく、すべての子に言えること。
どうしても悪い方に目が行きがちなんです、人間は。

なので、気づく限りの小さなことでも、当たり前のことでもどんどん褒める。

自分にできているかというとそうではないです。

毎朝、
通勤の車の中で1人反省会をしては、
また子どもに面と向かうとなかなかできていないように感じたり・・・。

褒め育児って奥が深くて難しくて、
ときどき苦しい。

育児ってこんなに難しいものなのかと、
親になってつくづく感じます。

育児って最大プロジェクト。

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