ブログ訪問ありがとうございます、1男1女を育てる heaco です。
先日、図書館へ行ったときに見つけたこちらの本。
ミッフィーの作者、ディック・ブルーナの自叙伝ともいえる
ミッフィーからの贈り物
ミッフィー絵本の創作秘話を知ることができる
ディック・ブルーナ
ミッフィーからの贈り物は挿絵はなく、全部で8つの章があり、1つの章に対して10くらいの質問があり、それにブルーナが答えていくという感じ。
私が1番興味があったのは、やはりブルーナの生い立ち。
どんな幼少期を過ごし、なぜ絵本作家になったのか。
彼は本の中でこう言っています。
人としてのはじまりともいえる幼少期にあたたかく幸せな日々をすごしたことが、ぼくの人生を力強いものにしてくれたのだ
この一文が3歳2歳育児をしている私にズカンとくる。
アーティストになることを志したブルーナは両親の反対(特に父親)があったものの、自分の信念を貫き、夢を叶えます。
彼には一貫した信念があるため、アーティストとして活動後も、その信念がぶれることはなかったようです。
愛情たくさんの幼少期という人間の基盤があるからこそのようにも思います。
2冊目の、ミッフィーの創作秘話を知ることができる ディック・ブルーナには、初期のミッフィーのイラストなどが載っています。
特におもしろかったのが、ミッフィーの初版と第2版の絵本の見比べです。
第2版が現在おなじみのミッフィー絵本で、本の形や、絵、文などを試行錯誤、工夫と、今の形になった経緯を知ることができます。
年数を重ねると、ブルーナ自身の考えも少し変わり、絵本のテーマも変わっていきます。
身近な人の生や死、人種の違いなど。
たまたま借りた2冊で、たまたま読んだ順番が、1.ミッフィーからの贈り物 2.ディック・ブルーナでしたが、この順番で読むほうが、ブルーナの生い立ちを知って、ミッフィー絵本の出来上がるまでのことがよりよく理解でき、ミッフィーからの贈り物で挿絵がなかったぶん、ディック・ブルーナのイラストを見ると、これまた彼の信念やこだわりがよく理解できます。
この2冊の本を読んだことで、ミッフィー絵本の見方や読み方が変わり、ミッフィー絵本から読み取れる奥深い内容を子どもに伝えることができるような気がします。
作者の自叙伝などを読むことで、生い立ちやこだわりを知ることで、絵本の見方が変わるということも、大きくなった子どもに伝えたいと思いました。
彼のこだわりで気づいたことが。
昨年末にセリアで購入した、ミッフィーテトラフィビッツ(定番カラー6種 パステルカラー6種 全12種)。
実はこの定番カラー6種は、ブルーナカラーともいわれる6色で、ブルーナがこだわりぬいた基本色なのです。
1つ110円(税込み)でこんな粋なことしていたなんて!
ちなみに、ミッフィーの故郷 オランダ ユトレヒトの駅前交差点にはミッフィー信号があるそうです!
以前、Eテレ グレーテルのかまど でブルーナお気に入りのバタークッキーが紹介されました。
オランダ旅行の際にはぜひ!