固定観念を捨てると楽になる

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。

家事の約8~9割は私がしているような我が家。
そんな我が家のここ最近のお食事事情。

子どもの分はまあまあきちんと作るけれど、
大人用は超適当です。
もちろん子どもメニューを一緒に食べるし、前日の残り物を食べたり。

時々、帰宅の遅い夫の分がなくなることがあるんですが、
そんなときは、
夫が自分で工夫して作る
ようになりました。

料理は基本できない夫ですが、
YouTubeとか見て、
超お手軽に作れるものを作っています。

意外とそれを楽しむ夫。

なら、このスタイルで良いじゃん。

家事は女性がメインになってするイメージが強いけれど、
別に誰がやったっていいんです。

メインなんて担当人物も実は要らない。
もちろん、そのスタイルのほうが上手く回ることもあるでしょうが、
各々がすれば良しのこと。

そんなときにフッと思い出す、
20年前くらいによく見かけた某会社の漬物のCM。

ちょっと手作り感のあるCMだったので、
おそらく、
我が家の住む地方のみ放送されていたようにも思うのですが、

とある会社の、
「漬物液に漬けるだけで手軽に漬物ができる」
といったCMで、
エプロンと三角巾を着けた女性がワンフレーズ歌いながら始まるのですが、
その歌詞がこちら。

♪ 良い奥さんになりたいな

当時まだ学生だった私は何も思わず、
いやいや、どこか納得するような感じでそのフレーズを聞いていたのですが、
2児を育てるワーママになった今、
きちんと食事を作って家事をこなす奥様像を
「良い奥さん」
と表現するそのフレーズに違和感を覚えるんですよね。

その漬物会社としては、
決してそんな意図はなかったとは思うけれど、
「良い奥さん」とはこういうものだ
というイメージを植え付けていることには違いない気がするし、

そこに違和感を覚えるようになったのは、

自身がワーママになったことや、
家事は女性の仕事という社会の認識が20年前のそれとは変化してきている証拠でもあるように思います。

確か、
このCMを見て、母がブツブツ文句を言っていたように思います。

家事をきちんとこなせていないと「良い奥さん」と言えないのか

と。

家事が女性の仕事であるという感覚が今よりも強かった20年前。

そして、
時短制度もなければ、育休制度もできていなかった30数年前にワーキングマザーになることを決めた母の思いは、
働く女性として、今の考え方の超最先端であり、
今とはだいぶ考え方が古く、理解に乏しかった時代によくがんばったもんだなぁとつくづく感じます。

「良妻賢母」
というのにも違和感を覚えます。

なんで「良夫賢父」がないの?と。
良妻賢母があるなら、
それに対する四字熟語があっても良いんじゃないの?と。

この四字熟語が出来たころは、
なんというか、家事育児が出来て夫を支える女性像のような意味が強いというか。

これは捉え方ひとつで意味合いが変わり、
今の社会の考え方に当てはめると、
この熟語が出来たころとは随分違う解釈になっていて、
でも、その解釈の仕方にもさらに違和感を覚えるのです。

それって、妻、母に限定しなくても良いじゃん

と。

屁理屈なんですかね、私(笑)

こんなことをアレコレ言ってる私ですが、
当初は、CMが歌うフレーズの奥様像に憧れていたんですよ。

それはもう時代の影響もある。
自分が子どもの頃に見てきたアニメやドラマにも出てきたような奥様たちがそんな感じで、
大きくなったら自分もこんなお母さんになりたいと思っていました。

CM同様、アニメやドラマにしろ、決してそんな意図はなかったのだと思います。
すべては、暗黙の了解にも似たような社会の認識。

実際、ワーママの道を選び、
育児に仕事に家事にとやってみると、

自分で選択したとは言え、

なんで女性が全部背負わないといけないのよ!
っていうか、それができて当然っていうのもおかしいよね!!

と、
やっと違和感に気づくのです(苦笑)

当事者になってみないとわからないというのはこういうこと
というのを実感します。

しかし、
当時の憧れが完璧に消えるわけでもない私。
どこか、
きちんと家事をこなしていないと!と思ってしまい、
それに落ち込むことがあるんですよね。

私がやるべきは、
こうあるべき姿という固定観念みたいなものをもっと捨てたほうがいいのかもしれない。

そのほうがきっと楽になんでもできる気がする。

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