葛藤の中で出した答えに葛藤する5歳児

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こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。

言葉の発達がゆっくりでマイペースな年中息子。
療育を始めて約1年半。
週2回通う療育施設が大好きで、
通うのを楽しみにしている息子。

この前、初めて休みました。

季節の変わり目により、風邪を引き始めたのか、
夜に咳が出始めました。

翌日すぐ小児科を受診し、
薬をもらって帰る。

熱はなく、喉も赤くなく、咳は少しするものの、元気な様子。

お昼ごはんを食べて、薬を飲んで、療育に行く。

施設に着くと、なんだか様子がいつもと違う。
すごくテンションが低い。

入所前の検温では熱はなかったけれど、
咳をしていたので、マスクをするよう促すも、
お気に入りのマスク(新幹線マスク)がないために、
マスク拒否。

こんなご時世だからマスクはしてほしい。
だけれど拒否。
だから教室に入れない。

息子のいつもとは違う様子に先生は心配して、
「体調が良くないのかもしれないし、
気分も乗らないようでしたら、
今日は帰りますか?」
と。

帰るか行くかを聞けば、
「帰る」「行く」と言い、
どうしたいのかがわからず、
しばらくそんなやりとりを繰り返し、
「おかあさんも一緒に来て」
と言う息子。

本人以外は、療育施設には基本入ることができないため、
一緒に行けないことを言うと、
再び「帰る」「行く」のやり取りが始まる。

やりとりを繰り返すうちに気づく。

施設には行きたい。
だけれど、お母さんと一緒にいたい。
お母さんと一緒にいるならば帰るしかない。
だけれど、施設には行きたい。

息子自身、ものすごく葛藤して出した答えが、
「行く」「帰る」の両方。

一見、どうしたいのかわからないような息子の発言ですが、
よくよく考えると、
どうしたいかきちんと伝えているんですよね。

行くの?行かないの?

両方です。

息子の1番の望みは、
「おかあさんと一緒に施設で過ごすこと」

だけれど、それができないため、
施設で過ごすか、お母さんと過ごすかの2つの究極の選択をしていた息子。

自分の望み通りにはいかないことやその葛藤が苦しくなってきたのか、
泣き出した息子。
気持ちがヒートアップし、
先生が再び検温すると37.2度。

37度越えなため、
帰ることが決まると、
「行きたい」気持ちが強まったのか大泣き。

「(自分一人でもいいから)施設に行きたい」と。

結局その日は、
施設の前で30分以上なだめ、
車の中でなだめ、
帰宅。

帰ってからは、少し疲れたのかボーっとする息子。

こんなときはどう対応するのが1番なのか悩みますが、

本人の気持ちに同情しながら、
話しかけて、
徐々に話をそらしながら、
時間解決に任せるのみ。

時間がかかりそうなやり方ですが、
意外とすんなり気持ちの整理と移行ができるんですよね。

微熱ではあるものの、
このご時世なため、
休むことになったのは仕方がないのだけれど、
初めて療育を休んだことに息子なりに何かを感じ取り、
ショックだったようです。

おそらく、

始めこそ、「帰る」と自分が発言したがために休むことになってしまったのが、
療育を休むことになった経緯の半分の原因であることは気づいているのでしょう。

その日以来、
次の療育の日(3日後)を楽しみにするのですが、
休んだその日にこだわるように。

その話は長くなるので、また次回。

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