こんにちは、年少さんと年中さんの1男1女のワーママ heaco です。
前回記事にやや関連する話。
言葉の発達がゆっくりでマイペースな年中息子。
昨春より療育を開始し、
現在の発達状況と療育を開始したことによる発達具合の確認や把握、
今後の療育の課題等々、
再び田中ビネーという方式の発達検査を受けて、
いろいろ思ったこと、感じたこと。
毎度のことながらの前置きですが、
子どもの発達において専門的に学び知識を得たわけではなく、
図書館や療育施設で借りた本で独自に勉強したくらいの知識であり、
現役で子育てをする一母親としての意見であり、
我が家の場合であり、
家庭や自身の考え方、育児方針によって見解は様々で、
こういう見方、考え方、感じ方があるのだなぁ
と思っていただければ幸いです。
クリニックで診察、検査の前に、
問診票への記入があります。
問診の内容は、
普段の生活で見られる「特徴」について。
それは、
自閉スペクトラム症と診断される子どもに度々見られる特徴が書いてあり、
「よくある/ときどきある/ない」
の3段階方式で答えていくもの。
我が家の息子の場合、
・扇風機などクルクル回るものが好き
・物を横目で見る
・体の一部を一定の動きで動かす
(貧乏ゆすりのような感じ)
・DVDなどの気に入ったシーンを繰り返し見る
・アニメなどのセリフを言う遊びをする
・文字や数字などへの興味が高い
こんなところでしょうか。
これらの特徴は、
決して悪いことでもなければ、誰かに迷惑をかけているわけでもなく、
こういった特徴を持っていることは決してダメではない。
だから、
危険なこと、悪いこと、迷惑のかかることにつながらないときは、
特に注意もしなければ、やめさせようともしていませんでした。
(物を横目で見ることはときどき軽く注意していましたが)
やめさせようとしたわけではないけれど、
月齢、年齢を重ねることで、
自然にその「特徴」が薄くなったものがあります。
逆に、
色濃くなった特徴もあります。
それは、セリフごっこ。
一緒にアニメを見ることが多く、
どのアニメの、どのシーンで、どんなセリフか把握している私は、
一緒にセリフごっこをして遊んだりすることがありました。
ちょっと変わった遊び方なのかもしれないけれど、
息子にとっては遊びの1つであり、
危険行為でもなければ、迷惑行為でもない。
だから、やめさせようというのはないです。
息子の場合ですが、
この遊びで注意する唯一の点と言えば、
大きな声でしてしまう
ということでしょうか。
数日前、
夜ドライブを夫と楽しんで帰ってきた息子。
娘は先に就寝。
セリフごっこモードだった様子の息子は、
割と大きな声でセリフごっこをしながら寝室にやってきました。
就寝したばかりの娘の隣で、
大きな声でセリフごっこをつづける息子。
この場合はやはり、
「娘が寝ているから、大きな声を出してはいけないよ」
と、
いろんな理由を説明しながら注意しました。
セリフごっこ自体は悪いものではないし、
大きな声を出すことも悪いことではない。
だけれど、
セリフごっこに限ったことではないけれど、
時と場所を選ぶ必要は十分にある。
それはしっかり教える必要があって、
あとは自由にさせれば良いと思っています。
しかし最近になって、
私の中で、セリフごっこを控えさせたほうが良いのかな
と思うことがあり、
園やクリニックで相談しました。
(療育施設にはまだ相談していないのですが)
誰かに指摘されたわけではなく、
完全に私の変な思い込みや心配によるものであるため、
園からもクリニックからも、
時と場所の理解は必要だけれど、
それ自体を辞めさせる必要はない
とのこと。
なぜ控えさせた方がいいと思ったか。
なぜ今になってそう思ったか。
0歳から通う現在の保育園は小学校の学区外地域であり、
卒園と同時に、
園のお友達ともほぼ全員お別れになります。
就学先の小学校で出会うお友達は初めてのお友達ばかり。
息子の持つ特徴は息子の個性。
独特で個性的な面が私は大好きなわけですが、
その個性がどんな感じに受け入れられるかがとても心配になったというか。
保育園、幼稚園とはガラッと雰囲気が変わってしまう小学校は、
1年生にとってはみんな期待もあれば不安もいっぱい。
それは子どもだけでなく、その子の親や家族も同じ。
別に我が家に限ったことではないのだけれど、
支援クラスも検討しているため、
半年以上前から小学校見学もしているのもあってか、
余計、いろいろ私の方が不安になってきたというか。
こんなことをあれこれ不安に感じていると毎回出てくる思い。
「普通」って何だろう・・・
もうひとつ、
クリニックや園で相談した際に同じように言われて複雑に思ったこと。
お母さんが息子くんの個性を受け入れる必要がある
私は、息子のちょっと個性的でマイワールドがある雰囲気や、
息子のちょっと困った行動も含めて大好きで、
息子のすべてを受け入れるつもりだし、
現に受け入れているつもりであり、
これからも受け入れていくつもりであるのだけれど、
クリニックと園からそう言われると、
自分はまだまだ息子を受け入れられていないんだろうかと複雑な気持ちになりました。
コレといった正解があるわけではなく、
何が正解なのかがわからず模索しながら、
答えを見だしたような気になることもあれば、
再び暗中模索をして行ったり来たり。
それと一緒に、自分の感情や気持ちも行ったり来たり。
自分の考え方も数日間でコロッと変わってしまうこともあり。
だけれど、
子どもが自立した人間になり、
幸せな人生を送ることができる
という思いだけはずっと一貫して変わらない子どもに望むこと。
育児ってすごく難しいプロジェクト。