忘れ物をした年長さんの学びのチャンス

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こんにちは、年中さんと年長さんの1男1女のワーママ heaco です。

この前、年長息子が保育園に着くなり、
忘れ物に気づいたようで、
そのときのちょっとした葛藤とどうすべきかの即座の判断に迷ったことの話

年中さんになってから始めた個人レッスンピアノ教室を機に、
ピアノに興味をとても持った現在年長さんの息子。

ピアノを始め、鍵盤の楽器は好きなようです。

運動会の鼓笛隊で担当は中太鼓になるものの、
キーボードも興味を持ったようで、
キーボード担当組の練習を横で見ながら、
家でキーボード担当の練習をしたり、
でも中太鼓も楽しい様子。

楽器演奏が楽しい様子のそんな息子です。

今は、生活発表会で演奏する合奏の練習を行っており、
担当パートの鍵盤ハーモニカを教わっている様子。

その練習が楽しいのか、
楽譜を家に持って帰って、
家でもやると言って、
自宅でも練習をする息子です。

楽譜の定位置と言えば、
だいたい、ピアノの譜面台かピアノの上。

案の定、園に持って行くのを忘れました。

「取りに帰ろう」という息子。

でも、取りに帰っていたら仕事に間に合わないのは確実。
夫がまだ家にいるかもしれないので、
夫に電話をして持ってきてもらおうかという話もしたけど、
すでに微妙な時間。

園ではどういうタイミングで練習をしているのかがよくわからないのですが、
楽譜を忘れたその日に練習をするかどうかもわからない。
たとえ忘れたところで、
きっと先生に言えば何とかなるもの。

なので、

「今日は練習がないかもしれないよ?」
「先生に言って、かしてもらおうよ」

と提案するも、
大好きな音楽の楽譜を「忘れた」という事実が1番イヤな息子にとっては、
それが通じず。

だから、
「取りに帰る」「おかあさん、楽譜持ってきて」
のどちらかしか言わず・・・。

取に帰れないことを説明するも、
「忘れた」という事実が既にイヤ。

わかるなぁ、その気持ち。

忘れ物をしたところで、
どうにかなるし、
叱られるわけでもないし、
(私の子ども時代は半分叱られるように注意されましたが・・・)
これといって大きなダメージはないのです。

ないのだけれど、

「忘れた」という事実は消えず、
気持ち的には納得は全くしておらず、
すごく胸がモヤモヤするんですよね。

きっと今の息子もそんな感じ。

泣き出して愚図り始める息子です。

そんなグズル息子の姿を見て、
かわいそうになり、

家にいる じいちゃん(私の父)に電話をして持ってきてもらおうかという案が思いつきました。

しかしここで葛藤が生まれるのです。

そこまでしていいものかどうか

楽譜の置き場所はわかっているので、
電話でそう言えば、
園に持ってきてくれると思います。

しかししかし、

ここまでサポートする必要はあるのか!?

小学生になって忘れ物をしたとき。

家に取りに帰れる場所で気づいたり、
学校に間に合う時間ならば、
家に引き返して取りに帰るという選択肢もあり。

しかし、学校に到着して、
取りに帰る時間がないとき。

学校を遅刻してまで取りに帰るという選択をするのは違う気がするし、
親に電話して持ってきてもらうのも違う。

「忘れ物をしないこと」が前提ではあるのだけれど、
「忘れ物を全くしない人間はいない」わけで、
大事なのは取りに帰るという選択以外の「忘れ物をしたときにどうすべきか」の回避法を知ること。

事前に言って、おしえて というのもそうかもしれないけれど、
経験として知ることはとても大事で、
今、息子が整理がつかずモヤモヤしているこの気持ちを経験することが何よりも大事で、
この気持ちをどういうふうに整理していくか、
そのためにはどうすべきか、
の悔しさこそが「次は忘れないようにする」ことにつながるわけで、

今、「取りに帰る」ということをどうにかこうにかしてしまうと、
自分でどうにかしようという学びを奪う気がしたのです。

なので、

あえて、夫にも じいちゃん にも電話をせず、
「取りに帰れない」ことを伝え、
つきはなしました。

これが正解だったかどうかはわかりませんが、
小学生になってから突如として知るよりも、
まだ援助がしやすい今から少しずつ経験するほうが、
小学生になったときに、
経験しなかったときよりもちょっと強くなっているような気がするのです。

息子の「忘れ物をした」ときのこの悔しいという気持ち。

すごく大事。

それだけ、「忘れ物をしてはいけない」ということがわかっている証拠。
ただ、それを気にしすぎると、
忘れ物をしたときの臨機応変な行動がとれなくもなっちゃう。

だからこそ、
「ま、なんとかなるでしょ」と流せることも大事
これはこれで、
「忘れ物」に気になさすぎになるのも危ないのですが、

まあ、何事もバランスよね。

「忘れ物をしてしまったときのパニック状態を整理して、回避法があることを知ること」

とまあ、

仕事の出勤時間を気にしながら、
余裕のない気持ちの中で、
どうすべきかの判断を即座に下さなければならないという状況もなかなか苦しいんですよね。

こういう場面というのは、
子どもの年齢を重ねれば重ねるほど出てくるような気がします。

いかに子どものためになる判断を下すか。

しかも、
数秒の間に。

時間をかけてじっくり考えることもあれば、
数秒でどうすべきかの判断を下さないといけないことが多々あります。

何でもこっちがやってあげれば早いし、
ある意味楽なことがあります。

だけれどそれは本人のためにならないんだよなぁと。

時間と心の余裕との闘いにもなるのです。

小学生ともなれば、
もっそういう場面出てくるんだろうなぁ。

園はなんだかんだでいろいろやってくれるからなぁ。
小学生になると、途端にステップが上がる気がする。

小1の壁が半年をきっております。

小さなことからいろいろ準備です。

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